ノボの生き活きトーク 355号: 日大アメフト問題を活かせ | 生き活きノボのブログ

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 5月の天気は変わり易い、昨夕から降り始めた雨は早朝には止み、雲は多いものの青空が覗き、時折陽が射している那珂市です。風もなく穏やかな初夏でしょうか。

 穏やかな天候が続く昨今ですが、このところ世の中、日大アメフト問題で大騒ぎしています。あまりテレビを観ないノボですら、昨日の昼のワイドショーを2時間近く見てしまいました。本日の新聞のテレビ番組欄を見れば、民放局はどこも朝から夕方まで日大アメフト問題を取り扱う活字で溢れており、ノボは呆れました。いくら視聴率が稼げるからといってこうまで横並びされた情報提供の様子を見れば、日本はなんと平和な国なのかと思えてきます。でも、一昨日の日大選手の会見、それに続く昨日の日大監督・コーチの釈明会見があり、その主張するところの内容が大きく異なっているのですから、日本中が関心を持つのは当然のこととも思えます。

 まだ20歳の日大選手が深く反省し、自己弁護することなく自分の置かれた状況や反則行為に及んだ経緯を正直に話す様子を見れば、誰もが心情的に同感しますね。ノボも彼が作り話しをしたとは思えません。だがしかし、選手を追い込み反則行為の指示や命令みたいなものを出したとされる監督とコーチが否定するのですから、ノボもついつい関心を持ってしまいます。事は言った言わないの水掛け論になりそうで、何だか釈然としません。選手の良心に従った吐露は純粋な心、即ち私利私欲、世間の評判などに左右されない信念に基づいていると思えます。これに対して一方の側には、それが感じられなかったのはノボだけであろうか?

 今後、告訴や裁判沙汰になれば、言った言わないの論議だけではなく、証拠が物を言うことになります。これからの進展具合、弁論や弁護技術などの影響でどこで決着するのかノボには見当つきませんが、このアメフト問題を言った言わないの問題で片付けてはいかがなものかと思えてきました。テレビや新聞の報道によれば、日大選手の追い込まれた状況や環境に、実は問題選手と監督・コーチだけがいた訳ではなく、問題選手の先輩、後輩、同僚もいた筈です。選手の会見で述べられた事実を全て把握することは無理でしょうが、断片的には知っているのでは。事は、問題選手に重大な影響を与えましたが、その他の選手の今後にも影響を与えます。もし自分達の問題点を認識していながら、私利私欲、世間体を考慮して沈黙を守るとすれば、絶好の試練の機会を逃すことになります。絶対的指令の前に選手としての自由は無かったかも知れないが、大学生としての自覚に立ち返り、真摯に対応することこそ最大の教育の場になるのではないのかな。この場が全ての膿を洗い出す場として活用されたならば、日大アメフト部の立ち直り、選手達の今後の人生において、実り多きものを得ると思うんですが。

 本日もテレビの報道に接することになりますが、選手達の動向、良心が私利私欲や世間体に打ち勝つことを祈りたいものです。 (平成30年5月24日)