ノボの生き活きトーク 67号: 9月最期の散歩 | 生き活きノボのブログ

生き活きノボのブログ

ブログの説明を入力します。

 今日から10月、秋も本番に移りました。と言っても、昨日の9月末日も、十分に秋らしく、那珂市では天候も爽やかでした。そんな日の午後、2時間強散歩に行きまして、少々汗をかきましたが、秋を堪能してきましたよ。

 まず、金木犀(きんもくせい)の匂い。金木犀は、この時期、橙色の小さな花を咲かせて、独特の強い芳香を発します。ノボは、その匂いが強烈なため、あまり好きではありませんでした。しかし、昨日の散歩道のあちこちで、この芳香を嗅ぎ、不快感よりも爽やかな秋の香りと受け止めました。ノボも年を取ったというか、嗅覚が衰えて、丁度良い刺激に感じるようになったのでしょうか。

 そして、ツクツクボウシ、アブラゼミが、めっきり弱まったが、まだ鳴いていました。ツクツクボウシは8月の初めからその鳴き声を聞いていますので、2ヵ月間も那珂市でその存在を示しています。また、雨が降りそうにないのに、アマガエルもしきりに鳴いていました。田んぼではなく、どこかの木から聞こえてきましたね。勿論、めっきりと数は少なくなりましたが、トンボもまだ飛んでいました。昨年の秋は暑い日が続き、10月下旬にもトンボが見られましたが、今年は、何だか、トンボの数が少なく、いつまで見ることができるのか心配です。

 9月も末日となれば、那珂市ではほとんどの田んぼで稲刈りは終わっており、ノボの散歩道で見る田んぼも然りです。田んぼによっては、稲刈りの済んだ表層をトラクターで掘り起こしている所もあります。たまたまこの作業をしている田んぼがありましたので見ると、トラクターが掘り起こした後に、白いスリムな格好の鷺(さぎ)が7、8羽がおり、しきりに何か啄ばんでいました。そう、トラクターについて回り、エサを食べているのです。この光景が、何ともユーモラスに見えます。しかし、掘り起こされて露わになったカエルなどにとっては、とんだ災難かもしれません。それにしても、こんな多くのサギを一度に見たこと、ないですね。

 その田んぼ道を歩いていると、顔見知りの老夫妻が犬を一匹連れて、前から近づいてきました。最近、顔を合わせていませんでしたが、その老夫妻は、いつも犬二匹を連れていました。軽い挨拶をした後、犬が一匹だがどうしたのか尋ねると、おばさんの口から、この6月亡くなったとの返事がありました。その犬は、20年生きたそうで、天寿を全うしたという。そういえば、いつだったか、元気な犬を連れたおじさんは先に行ってしまい、ヨタヨタ歩きのその犬は遂にゴルフ練習場の脇の道で動けなくなり、おばさんが困っていた。そこにノボが通りかかり、先に行ったご主人を呼びに行ったことがある。その時も、この犬はもう長く生きているからと、おばさんは言っていた。その後何回か元気に歩く姿を見て、良かった良かったと思ったものだが。9月末日の散歩では、いろいろな出会いがありましたね。 (平成2610月1日)