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あれこれ仕事や暮らしの悩み事を考えている時は、

体の感覚呼吸するのも忘れて、何かに追い立てられるように

必死に考えてしまうことがあります。

 

別に深刻な悩みでなくても、仕事のちょっとしたトラブルや

昼食に何を食べるか、週末の過ごし方、買い物に立ち寄る場所、

雑誌で見た記事のことなどあれこれ考えて止まらなくなってしまうことも

よくあります。

 

一方で、いろいろと思い悩んでしまっている時に誰かに話しかけられて

最近あったできごとや共通の知り合いの話、時事に関する話など

雑談しているうちに「あれ、さっき何を考えてたんだっけ」と悩み事を

忘れてしまったり、なぜあんなことをあれこれ考えていたんだろうと

我にかえることがあります。これを私は「おしゃべりの瞑想」と呼んでいます。

 

おしゃべりすると、よく口を動かして身振り手振りを加えたり

いろいろ思い巡らせながら頭をよく使うので、将来の不安過去の後悔など、

今考えなくてもいいことをあれこれ考える余裕がなくなるのだと思います。

 

また、日常的なおしゃべりではなく、人前で話をする場合、

仕事などでお客さんと話す場合、外国語で話す場合などは、

否が応でも頭をフル回転させて、相手の反応にも気を配りながら

一生懸命話さざるを得ませんので、なおさらよい効果が期待できます。

 

 

そういったことを踏まえると、おそらくおしゃべり好きな人は、

無駄に悩んでしまうことや、不要なストレスを抱えてしまうことも

少ないのではないかと思われます。

 

一人で誰にも相談できない人、相談したくても相談相手がいない人、

おしゃべりしない人が、ストレスを抱えやすいのではないかと

考えられるのです。

 

何だか憂鬱な時に、家族や知人と話すと気分が軽くなることがあります。

また、近所の人やショップの店員さんと二言三言話すだけでも、

気分が明るくなることがあるのは誰でも経験があることだと思います。

 

日本語、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など

世界にはいろいろな言語がありますが、単語や文法が違うだけで、

実質的な中身はほとんど変わらないことに気づきます。

人間はきっと、おしゃべりするために生きていると言っても

過言ではないのかも知れません。

 

クヨクヨ思い悩んでしまう時や、忙しくてイライラしてしまう時、

何となく憂鬱な時は、その状態に気づいて、意識的に誰かとおしゃべりすると、

実感としてストレス軽減につながるように思われるのです。

 

 

クラシックコンサートでバイオリンやピアノの演奏を聴いていると

とても心が落ち着きます。

 

心地よくなって、だんだん眠たくなってうつらうつらということもあリます。

ただ、演奏が始まってしばらくして、仕事上の人間関係のことや、

トラブル先週の失敗来週の不安などいろいろ考え始めてしまうことも

あるので注意が必要です。

 

そうすると、もはやクラシック音楽も、イライラ思考のただのBGMになってしまいます。

演奏が始まるとともに、今考えなくてもいい悩み事についてあれこれ考え始めて、

演奏そっちのけで思い悩むことに夢中になり、気がついた時には

コンサートも終わっていて、演奏も覚えていないし、イライラ思考

頭がどっと疲れてしまった、などということになりかねません。

 

そのようにいわば自動的に思い悩んでしまっている状態に気づかず、

クラシックコンサートを楽しめているようで楽しめていない人は、

実はけっこう多いのではないかと思います。

 

悩みのない人はあまりいないし、脳は手持ち無沙汰になると

不安なことをあれこれ考える性質があるからです。

そして残念なことに、意識的に気づこうとしなければ、

不安なことをあれこれ考え始めてしまっていることにも気づけません。

 

 

クラシックコンサートの演奏を聴いているときに、

意識が目の前の演奏からそれて、今考えなくてもいいことを

あれこれ考え始めてしまっていることに気づくことができたら、

コンサートの瞑想軌道修正を図りたいところです。

 

まずは、あれこれ考え事をするのを一旦やめて

バイオリンやピアノなどの音に意識を向けます。

でもまたすぐに、頭が勝手に仕事のことやプライベートのトラブル、

先週あった出来事の復習や、来週の予習を始めてしまうこともあります。

 

その場合は、意識が逸れてしまったことに気づいて

今度は、1回1回の呼吸や、手の指手のひらの感覚

足の指足の裏の感覚に意識を向けてみます。

 

そして呼吸を10回ほど数えて、繰り返し浮かんでくる

雑念から距離をとった上で、改めてコンサートに集中するようにします。

呼吸を数えることは、古くから行われている瞑想法で、

最近の瞑想でもメンタルヘルス向上のために行われています。

 

せっかくのコンサートも、イライラ思考のBGMになってしまっては、

あまり意味がありません。

コンサートの瞑想を活用して、過去の復習や、将来の予習ではなく、

目の前の素晴らしい演奏をしっかり感じたいところです。

 

 

夕食の後、ホッとした気分で風呂に入ってヒゲを剃る時や

休日の遅めの朝に、のんびりヒゲを剃る時は、

昨日あった嫌な出来事や、来週の仕事を思い浮かべて

漠然と不安になることもあまりない。

 

ただ、平日の朝、これから出勤という時間帯にヒゲを剃る時には、

つい昨日の午後のトラブルを振り返ったり、今週山のように

積もって見える仕事を思って不安になったりするので注意が必要だ。

 

朝の時間はただでさえ、頭が冴えているためか

いろいろと困難な課題不安なことを想像しやすい時間帯だ。

その状況で、単調なヒゲを剃る動作をすると、頭が力を持て余し

意味のない漠然とした不安な想像が加速しがちになる。

 

実際に悩みを解決できるような、よいひらめきであればメモを取ればいいが、

メモを取った後も、繰り返し繰り返しあれこれ思考を巡らせてしまうのは、

朝から無駄にエネルギーを消費してしまう。

 

あれこれ不安なことを考えることに夢中になって、

だんだん体が緊張してきて、呼吸することも忘れて、

ヒゲを剃り続けてしまう、などということにもなりかねない。

 

 

そういう時は、不安な妄想に巻き込まれてしまっている自分に気づき

あれこれ考えるのを一旦やめて、呼吸に意識を向けてみたい。

そして、ヒゲソリを動かす手その手に伝わる振動

ヒゲソリの当たる頬の感触などにも意識を向けてみる。

そうすることで、少し心や体の緊張が和らぐのを実感することができる。

 

床面を踏み締める足の感覚に意識を向けてみるのもいい。

あまり感覚が感じられなければ、足踏みしてみるのもいい。

目的は感覚を感じることでもなく、こびりつく雑念から距離をとり続けるためなので、

意識を向ける対象はあまりこだわらなくてもいいように思っている。

 

つまるところ、ヒゲを剃りながら、仕事の問題などをあれこれ考えても、

よい解決策は浮かばない。職場の机で資料を見ながら、

エクセルやパワーポイントに入力したり、ディスカッションしながら

アイデアを積み上げた方がよほどよい解決策も浮かぶはずだ。

 

特に、目の前にない複雑な資料の内容をおぼろげに思い出しながら、

ひとりあれこれ想像して不安になるのは、あまり実益がない場合が多く、

途方もないエネルギーを消費してしまうので極力避けたいものである。

 

その他の瞑想については、このサイトの他の記事や

以下のウェブサイトもご参照願いたい。