おしゃべりの瞑想 | 今すぐはりかえ!壁紙ダウンロードサイト3

あれこれ仕事や暮らしの悩み事を考えている時は、

体の感覚呼吸するのも忘れて、何かに追い立てられるように

必死に考えてしまうことがあります。

 

別に深刻な悩みでなくても、仕事のちょっとしたトラブルや

昼食に何を食べるか、週末の過ごし方、買い物に立ち寄る場所、

雑誌で見た記事のことなどあれこれ考えて止まらなくなってしまうことも

よくあります。

 

一方で、いろいろと思い悩んでしまっている時に誰かに話しかけられて

最近あったできごとや共通の知り合いの話、時事に関する話など

雑談しているうちに「あれ、さっき何を考えてたんだっけ」と悩み事を

忘れてしまったり、なぜあんなことをあれこれ考えていたんだろうと

我にかえることがあります。これを私は「おしゃべりの瞑想」と呼んでいます。

 

おしゃべりすると、よく口を動かして身振り手振りを加えたり

いろいろ思い巡らせながら頭をよく使うので、将来の不安過去の後悔など、

今考えなくてもいいことをあれこれ考える余裕がなくなるのだと思います。

 

また、日常的なおしゃべりではなく、人前で話をする場合、

仕事などでお客さんと話す場合、外国語で話す場合などは、

否が応でも頭をフル回転させて、相手の反応にも気を配りながら

一生懸命話さざるを得ませんので、なおさらよい効果が期待できます。

 

 

そういったことを踏まえると、おそらくおしゃべり好きな人は、

無駄に悩んでしまうことや、不要なストレスを抱えてしまうことも

少ないのではないかと思われます。

 

一人で誰にも相談できない人、相談したくても相談相手がいない人、

おしゃべりしない人が、ストレスを抱えやすいのではないかと

考えられるのです。

 

何だか憂鬱な時に、家族や知人と話すと気分が軽くなることがあります。

また、近所の人やショップの店員さんと二言三言話すだけでも、

気分が明るくなることがあるのは誰でも経験があることだと思います。

 

日本語、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など

世界にはいろいろな言語がありますが、単語や文法が違うだけで、

実質的な中身はほとんど変わらないことに気づきます。

人間はきっと、おしゃべりするために生きていると言っても

過言ではないのかも知れません。

 

クヨクヨ思い悩んでしまう時や、忙しくてイライラしてしまう時、

何となく憂鬱な時は、その状態に気づいて、意識的に誰かとおしゃべりすると、

実感としてストレス軽減につながるように思われるのです。