PHILIPS VTR8010
久々の小ネタ投下。
最近配属先が変わったことで、以前とは打って変わって渉外が主業務となり、協議の場に同行する機会が格段に増えた。当然その協議の議事録作成も行う必要があり、iPhoneのボイスメモでどうにか凌いでいたが、イマイチ集音能力が宜しくない。
そこで餅は餅屋ということで音声録音に特化したレコーダーを調達することにした。
要件
・一流メーカー製品
・スマートな外観
・高性能且つ多機能
取り敢えず予備知識ゼロで検索するとSONY、TASCAM、ZOOMといったガチめのゴツいヤツが沢山表示された。
どうやら今時のレコーダー界隈ではリニアPCM形式というものが主流なようで、昔ながらのICレコーダーとは異なり、圧縮しないで音声を録音・出力できるのだそう。スタジオやライブなど大音量下でも音が潰れずしっかり録れるのはかなり重宝するだろう。前述の製品は何れもそういう音楽録音向けのものであった。
しかし、今回の獲物はビジネス向けのもの。スマートな外観を選ぶならある程度のスペックダウンはトレードオフと割り切り、最低要件をリニアPCM形式のレコーダーで細かく絞り込む。
暫く調査を進めていくうちに、何かの拍子にPHILIPSが表示された。
PHILIPS...全くのノーマークだった。どうもPHLIPSのブランドイメージはシェーバーや電動歯ブラシ等ヘルスケア製品ということもあって、レコーダー検索の候補に終ぞ挙がらなかったのだ。
心中でPHILIPSへ謝りつつ調べてみると、既にレコーダー全製品がディスコン...しかし、PHILIPSの製品が地味に優れている(長年、主の自宅で頑張ってくれているセルフヘヤーカッターQC5560や、ヘッドホンのFidelioシリーズなど)ことを知っている主はPHILIPS製品で調査を続行。
人気が無い(情報も碌にない)所為か、お目当てのモノを新品で入手できた。それがVTR8010だ。
所感
何故これをチョイスしたかと言うと、同社レコーダーのラインナップでの最上位位置付けの機種であり、更にこの手のレコーダーには珍しいハイビジョン(1280×720pixel)動画撮影機能付きだからだ。
同梱品
付属品の詳細及び各部名称は下図を参照頂きたい。
正面
碌に寸法も見ず購入したため、実物の筐体がかなりコンパクトで驚いた。電子タバコのglo本体より少し長いぐらいのサイズ感だ。手のひらにすっぽり収まる。
カラーは黒にしか見えないが、実物は若干ダークブラウンっぽい。グロッシーなので指紋がベタベタ付く。
背面
正面向かって右側面
同じく左側面
上部
カメラが埋め込まれている。ディスプレイでの画質はとにかく粗いの一言。20年ぐらい前の携帯並みだ。動画機能はおまけ程度に捉えているので特に問題視していない。
SDカード挿入口。64GB(Class6以上推奨)まで使用できるらしい。
録音、録画のほか音楽やFMラジオ聴取もできるらしい。
日時設定が2000〜2020年までしか選択できないというなんとも間抜けな仕様だが、モノとしての作りは小さい割にずっしりしており、購入金額以上の高級感を醸し出している。買って良かったかどうかは一先ず実戦で使用してみての最終判断とする。→後日早速協議の場で使用してみた。協議時間は正味3時間程。録画はせず録音のみで協議終了時点でバッテリー残は1目盛りだった。あまり長い録音だとスタミナ切れしそう(なお、充電中は一切操作不能となる)。
自宅に転がっていたPELICAN1040を収納ケースとして使ってみた。