CHOMPI club

CHOMPI


   やっとこさ入手できた...


 ​CHOMPI club

   アメリカはワシントンにあるエレクトロニック音楽愛好家のTobias氏とCheisea氏が主宰のスタートアップ企業。


 ​CHOMPI Samplar

   CHOMPI Club初の製品であるCHOMPIは7音ポリフォニックサンプラーでルーパーを備えたテープミュージック楽器。これまでいくつかの電子楽器に挑戦し、悉く敗北を喫してきた脳がカッチカチな自分でもできるような気にさせるシンプルなワークフローに惹かれ、以来ずっと再販されるのを陰ながら待ち望んでいた。


   CHOMPIは2023.3月にKickstarterでプロジェクトを開始。


結果は目標の41倍強の支援を得たようで、大成功の結果を納めた(画像はKickstarterから一部抜粋)。

   その後、2024.1月に支援者へ発送完了以降は主だった情報がほぼ途絶えていたが、2025.1月に予てより懇意であったアメリカの高価格帯エフェクターブランドで知られるChase Bliss Audioと本格的に協業することがアナウンスされ、より製品開発やサポート体制が整ったと言えよう。


   そして2025.11月、漸くCHOMPIの追加販売となった。ただし、今回はオリジナルカラーのブラック(1,100個限定)に加えて限定カラーのStorytime(200個限定)の合計1,300セット限定。

参考:Storytime(ホワイト)


   余談だが、過去には下記のバリエーションも限定販売された事があり、個人的にはMidnightが欲しかったのだが、残念ながら今回の再販に無かった。

参考:Midnight

参考:Tresure Island

参考:Chompi Limited Edition Pink


   CHOMPI Club曰く、この筐体は最後の販売らしく、以降はハードウェアの更新を予定だと言う(と言っても純粋な後継機の開発ではないらしい)。

   今後2026年に次期CHOMPIをリリースすることを目標とする旨の記事を公式HPで確認できた。


 所感

   再販開始の2025.11月時点では手元に購入資金が無かったので、翌年4月の臨時収入まで待ってなんとか購入できた。その間ちょくちょくChase BlissのHPを見ては「Sold Out」になってない事に安堵しながら送る日々は少しばかり心臓に悪かった。

  

   日本国内から買う場合は基本Chase Bliss.JPに誘導される。ブツはアメリカから取り寄せるのかと思いきや、国内に在庫があるらしく、決済後当日中に発送通知が届いた。因みに発送元はアンブレラカンパニーだった。

CHOMPIの外箱。


   側面にはシリアルNo.の記載もある。どうやら再販バージョンも初期生産ロットからの通し番号のようだ。

   同梱物。全て本国仕様のまま。代理店が絡んでいるので多少なり日本語ガイド等が付属するかと期待していたが、残念。

   よく見ると、microSDカードが挿入されていた。SDHCクラス4、UHS-Ⅰの8GBと思っていたより控えめなスペック。


   今回のブツはオリジナル(ブラック)。キュートさを全面に押し出したデザインは一般的な40代中盤の冴えない男が持つ所有物としてややキツいモノはあるが、他人様にお披露目するような使い方はしないので問題はない。

   寸法は横33.1cm、縦6.35cm、高さ11.5cm。重さは0.99kgで標準的なそろばんが少し厚くなったようなサイズ感。リチウムイオンバッテリーを搭載(3.7V 2,500mAh)しており、通常使用で3〜4時間稼働できるとのこと。


   外観は以下のとおり。

   2オクターブの鍵盤やその他のスイッチ類はメカニカルタイプ(Cherry MXスイッチ)を採用しており、ホットスワップが可能。過去にはフロントパネルやキーキャップ等のバラ売りも行っていたが、次期CHOMPIが現行と同じ筐体でない限り再販は無いと思われる。

 

   右側面。ライン入力とヘッドホン出力


   左側面。3.5mmMIDI入出力


   下面(底面)


   上部。向かって左からステレオマスターアウトプット、SDカードスロット、本体電源、USB-C(Power and MIDI)


   裏面(底面)。チートシート的な説明が記載されている。



   因みにハンドルはネジ止めで、不要ならば取り外すことができるため、土地事情がシビアなデスクトップ上のプレイにも配慮済だ。


   CHOMPIはElectro-Smith社のDaisyをベースとしたオープンソースのプラットフォームを採用している。

   CHOMPIにプリインストールされているファームウェアはTAPE Version 2.0。

   直前のVersion 1.1からバッテリー最適化、スプリットリバーブとディレイの追加、MIDIの機能強化、サンプルのバンク数3→5の増加と改良が施されている模様。


   サンプリングソースは内蔵マイク、ステレオAux入力、マスター出力信号をリサンプリングする3つから選択できる。

   また、モードも2つあり、内容は以下のとおり。

  • CHOMPIモード…各ソースのサウンドを録音できるサンプリングモード。また、起動の度に全てのパラメータがデフォルト値になるセーフティモードとしての役割も兼ねている。
  • JAMMIモード…CHOMPIモードでサンプリングした音源を各エンコーダーで編集できる。要は演奏モードだ。

   更に2026.3.5には、TEMPOと銘打った新たなファームウェアがリリースされた。


   TEMPOは従来の操作性に新しいワークフローが組み合わさったもので、テープスタイルからパターン作成に特化したグルーブボックス的なものらしい。SDカードにTEMPOをインストールしてCHOMPIにセットしておけば、TAPE、TEMPOを適宜選択し運用できる。実質2つの楽器になったようなものだ。


   まだ手元に来て間もないため、サンプラーとしての詳細は追々追記していくこととしたい。