皆さん、こんにちは。古村勇人です。
興奮覚めやらぬままに一日が過ぎましたが、御園座三月特別公演『水戸黄門』、無事に千穐楽を迎えることができました。
さすがは国民的時代劇!空席がまったくない超満員の客席がしっかりと目に焼き付いています。
ご来場頂きましたすべての皆さん、東京やふるさと富山から駆け付けて下さったファンの方々には感謝の思いでいっぱいです。名古屋までお越し頂きまして、本当に本当に有難うございました!!
今回は長崎の貿易商・貴船屋の姉妹を助けるためにご老公一行が活躍する物語。僕は貴船屋の番頭・喜助役を演じたのですが、最後は悪党一味に斬り殺されてしまいます。そして、ご老公の怒りが爆発して印籠シーンに繋がるという重要な役回りだっただけに、幕が開いても試行錯誤の毎日でした。
実は、千穐楽も舞台袖で里見先生からアドバイスを頂いて飛び出して行くような状態だったのですが、お客様にはどのように届いていたのか。正直、不安や反省点はたくさんありますが、毎回、魂を込めて演じていたのは真実です。
客席を意識することなく芝居をする。形ではなく気持ちで動く。今後の課題としてここに書き留めておきます。
そして、里見先生の人気は凄まじく、何と11月にはアンコール公演が決定!まさかの展開にカーテンコールで発表された時には、会場全体が拍手喝采となりました。
♪人生楽ありゃ苦もあるさ
涙のあとには虹も出る
歩いてゆくんだ
しっかりと
自分の道をふみしめて
何とも贅沢で濃厚だった一ヶ月。お世話になった皆さんへの感謝を胸に、その日に向けて自分らしく精進を続けます。