大伴家持生誕1300年記念演劇『大伴家持 剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演 | 古村勇人オフィシャルブログ Powered by Ameba

古村勇人オフィシャルブログ Powered by Ameba

古村勇人オフィシャルブログ Powered by Ameba

皆さん、こんにちは。古村勇人です。

ある番組収録のため、再びふるさと富山へ行ってきましたが、その日は一面の銀世界。今年は雪が降り始めるのが早いですね。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-1

 

さて、今日は大伴家持生誕1300年記念演劇『大伴家持 剣に歌に、夢が翔ぶ!』の東京公演の模様をお届けします。富山、福井、石川での北陸公演に続いて、12月5日(火)なかのZERO大ホールでの上演となりました。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-2

 

リハーサル後にロビーへ行くと、こんな立派なお花を発見!プレゼントや楽屋見舞いもたくさん頂き、後援会とファンの皆さんの応援に勇気づけられました。いつも本当に有難うございます!

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-3

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-17

 

こちらは、橘奈良麻呂(たちばなのならまろ)役を演じた小笠原健君と。藤原仲麻呂を滅ぼそうとした「奈良麻呂の変」の首謀者だけあって、暴走列車のような迫力溢れる芝居を見せてくれます。年間10本もの舞台に出ているとのことで学ぶことも多く、カラオケに行った時の仕切り方にはずっと笑わせてもらいました。「メンズヘラクレス」という音楽ユニットも組んでいるので要チェックです!

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-4

 

そして、その父親である橘諸兄(たちばなのもろえ)役を演じたのがこの方、大橋吾郎さん。デビューして間もない頃に出演した映画『さくら、さくら』にて、何て芝居の上手い人なんだろうと衝撃を受けた方でした。その時は打ち上げでお会いしただけだったのですが、とても素敵な方で魅かれるものがあり、年賀状のやり取りだけは続けていました。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-5

 

それだけに、ご一緒できると分かった時はうれしく、今回はすっかり面倒を見て頂くことになりました。大橋さんにはもう感謝という言葉しか浮かびません。毎日のように楽しく飲みにも行きました。今回の座組を引っ張ってくれた本当に尊敬できる素晴らしい俳優さんです!

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-6

 

「我々は舞台の上でしか恩返しはできない。すべてが消えゆく千穐楽で、これまでの時間と思いの全てを注いで、自分の役を生き切ろう。」和泉元彌さんのそんな言葉で千穐楽は始まりました。一ヶ月以上の稽古に、わずか四回限りの本番。出演者もスタッフも全員がその時を惜しむように、気合い十分で舞台に立っていたのを昨日のことのように覚えています。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-7

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-8

 

ちなみに、こちらは舞台袖から撮ったエンディングのひとコマ。そう、今回の舞台音楽はすべてこのエレクトーン一台で生演奏されていたのです!

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-9

 

演奏していたのは、国内外でエレクトーン独奏によるオペラを多数手がける清水のりこさん。芝居に合わせての情感溢れたあの音色。音楽と共演しているんだというあの感覚、忘れることができません。金沢で一緒に食べに行ったお寿司もおいしかったなー。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-10

 

そして、まさに荘厳という言葉がぴったりのスケール大きなその音楽を作曲されたのが、日本の音楽界の重鎮・三枝成彰さん。魂が震えるような音楽の連続でした。母が若かりし頃、東京音大で三枝先生の下で学んでいたというご縁もあり、気さくにお話しして下さって光栄でした。

 

見事なまでに素晴らしい演技で大伴家持の生涯を生き抜いた、終演直後の和泉元彌さんと。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-11


大橋吾郎さん、清水のりこさん、NHKの奇才と呼ばれた演出監修の村上佑二さんと。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-12

 

こちらはほんの一部になりますが、東豊昭さん率いる東京富山県人会の役員の皆さん、

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-13

 

いつもお世話になっている恵比寿南橋デンタルクリニックの小川清二先生、

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-14

 

ボイストレーナーの伊藤美子先生と歌手の山本湖々さんなど、たくさんの方にお越し頂きました。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-15

 

今回の富山では、プロデューサーの布施実さんとゆっくりお食事することもできました。小さな頃にハマってよく見ていた大河ドラマの『武田信玄』。その番組を演出した方が同じ富山出身で、30年後にこんな出会いがあるなんて奇跡です。

 

NHKにて数多くの作品を制作された布施さんだけに、まるで大河ドラマのような骨太な作品でした。こんな素敵なチャンスを有難うございました!今も昔も、夢は大河ドラマのレギュラー出演。その思いはますます膨らみます。写真は、右横が布施実さん、後方の左は後援会長の渡辺守人さん、右はホテルニューオータニ高岡の吉田社長です。

 

『大伴家持  剣に歌に、夢が翔ぶ!』東京公演-16

 

とても楽しく、充実した一ヶ月でした。素敵な共演者とスタッフ、ご来場頂きましたお客様、そして、いつも応援して下さっている皆さんに感謝の思いと再演の願いを込めて、「万葉集」に最後に収められた大伴家持の歌で締めくくらせて頂きます。

 

来年ももう間近。雪が降り積もるように、皆さんによいことが続きますように。

 

「新しき  年の始めの  初春の  今日降る雪の  いや重け吉事」

 

皆さん、この度は、本当に有難うございました!!