見つかった問題点は、風向の数値とアナログ メーターの表示が一致していません。

 

AWA(見かけの風の方向)= -48° ですが、アナログ メーター”A”は、約-56°。

TWA(本当の風の方向)= -90° ですが、アナログ メーター”T”は、約-72°。

 

右図では、正しい位置を書き加えました。

 

デジタルの数値を検算してみましたが、矛盾がないので正しい数値です。デジタルの数値を使う限り、このアプリを使えます。

しかし、セイリングしているときは、数値よりもメーターのほうが瞬間的に理解できるので、メーターがおかしさは、許せません。

現在メーカーに問い合わせていますが、反応なし。

 

ところが、今日使うと、アプリは更新されていました。  私の問い合わせが反映されているのかと思いましたが、さらに悪くなっていました。

斜め前から風を受けているのに、後ろから風を受けている表示になっていました。

デジタル表示の数値は、デタラメ。

ということで、全く使えなくなりました。

 

当然、メーカーに知らせました。

 

恐れていた「安物買いの銭失い」になるのだろうか?

 

 


 

参考: 見かけの風とは

 

無風の時でも、自動車が走ると前から風を受けます。 これが見かけの風。

実際に風が吹いていると、自分が走ることによって生じる風と合成された風を感じます。

 

具体例

時速72キロで走ると、時速72キロ(風速20m/秒)の風を受けます(黄色)。

その時、もし自動車の横から10m/秒の風(緑色)が吹いていると、自動車が受ける「みかけの風(赤色)」は、斜め前(26.6度)からの、風速22.4m/秒です。

             22.3607m/秒= SQRT(10 x 10 + 20 x 20)