正月から、能登半島地震と羽田でのJALの衝突のニュース。
ひどい幕開けでした。

被災された地域の方に、心からお見舞い申し上げます。
今だに、道路が事情が悪く、支援が行き届いていないという報道に、苛立ちます。

2011年の東日本大震災のときの、救命・救援ルート確保の「くしの歯作戦」に感動したことを思い出します。

 

「くしの歯」のように沿岸部に伸びる何本もの国道を、救命・救援ルート確保に向けて切り開いたのでした。 余震や津波の再襲来の危険がある中、建設会社の現場責任者と道路管理者は、使命感と地域を思いやる心から作業にあたりました。

 

震災の5日後には、ここまでできてました。


今回も、同じような体制が組まれていると期待しています。

 

自衛隊は、東日本大震災では大きな仕事をしました。
でも、今回は疑問です。

なぜ政府は、最初から、できうる限りの自衛隊を投入をしないのか? なぜ小出しにしたのか? ヘリや輸送船、揚陸艇を使い、陸路なら重機を用いて、道路の補修、架橋しなが救助、搬送、支援が可能です。彼らは自分たちの衣食住、トイレ、ゴミまで回収でき、地元に負担をかけずに働けます。 自衛隊のキッチンカーは、60分で、150~250人分の炊事ができる。 それを約800台持っている。  被災者に温かいものを食べてもらえるのだが、・・・。

 

東日本大震災の2日後に、民主党政権の菅総理大臣が 10 万人態勢をとるよう指示し、20日後には、陸上自衛隊から人員約 70,000 名、航空機(ヘリコプター)105 機が、海上自衛隊から護衛艦、輸送艦、補給艦など 53 隻、哨戒ヘリコプター、哨戒機、救難機などの航空機 200 機、人員約 15,100 名が、航空自衛隊からヘリコプター、輸送機などの航空機 236 機、人員約 21,300名が派遣されました(2011年3月 31 日現在)。 

 

熊本地震と比べても、能登半島地震への自衛隊の派遣は、お粗末です。

人命救助は災害が発生してから72時間が勝負と言われています。
72時間の根拠は、阪神・淡路大震災の生存率のデータと人間が水を飲まずに過ごせる限界の日数です。 この3日間に大規模な投入をして、救出活動をする必要があります。 ところが、能登半島地震への派遣は、しょぼすぎます。

 

 

 

木原稔防衛相は「道路の復旧状況も見ながら人数を増やした。逐次投入との批判は全く当たらない」と反論した。  しかし、戦争のときも、「道路の復旧状況も見ながら人数を増や」すのか? 道路の復旧は、施設課の仕事だと思うのだが。

 

自民党政権は、なぜ手持ちの人員、装備を使おうとしないのだろう?

国民の生命を守ろうとはしていない政治屋集団であることがよくわかります。


一般市民は、物資を送るよりも、募金が一番。 

物流は企業に任せ、儲けながらの社会貢献をしてもらいましょう。

 

ミサイルを買うよりも、国際災害救助隊を作ったほうが、よほど日本の安全保障のために役に立つと思います。 自衛隊への入隊に躊躇する若者も、国際災害救助隊に生きがいを感じると思います。

 

選挙対策のために裏金が必要という、自民の政治屋に投票するのをやめませんか。