この白い工場の建設の話が持ち上がって10年経ちました。


 

海上工場の建設は、法律違反であることを指摘し、陸上工場だけの操業は経済的に成り立たないと、私達は工場建設に反対していました。

が、佐伯市と大分銀行の後押しで、狭い土地に結局建てられてしまいました。

海上工場が、建築物であれば、建築基準法違反でした。
海上工場が、建築物でなければ、食品衛生法違反で、海上工場で魚の処理はできません。
無知な佐伯市は、海上工場を建築物と認めていましたが、国土交通省からも、「建築物であれば、建築基準法違反」の指摘を受け、自分を守るために、「海上工場は、建築物ではない」と、方向転換しました。
そのため、事業者は、海上工場での魚の処理はできなくなりました(食品衛生法違反を避けるため)。 

 

その後、私は法律違反の工場排水であったことを突き止め、保健所へ通報。

事業者は、狭い土地のため、水質を改善する設備に投資できず、倒産しました。 

核汚染処理水は、いくらでも薄めて良いのに、なぜ水産加工工場の排水を、海水で薄めるのは法律違反なのかと、社長は不満でしょうね。

当時、一緒に反対した地元の区長さんたちに挨拶してきました。  

10年目のけじめです。

工場建設に関する住民説明会では、佐伯市役所職員から何度も「理解」という言葉を聞きました。 当時の私は、「理解する」は「同意する」と同じ意味であると勘違いしていました。 

福島第1原発の核汚染処理水は、「関係者の理解なしには、いかなる処分も行いません」と文書化されていながら、放出されました。
西村康稔経済産業相は、「関係者の一定の理解を得た」と述べました。

「関係者の同意なしには」ではなく、「関係者の理解なしには」であったため、誤魔化されたのです。

行政の言う「理解する」は「同意する」と同じ意味ではありません。
行政と対応するときに誤魔化されないように注意が必要です。

帰りに、すぐ裏の「豊後かんどうさくら公園」へ寄りました。 

10月中旬には、公園の完成披露宴があり、ケーブルテレビも来るそうです。

個人で作った公園とは信じられません。

 


 

今度の日曜日のヨットレースは、前にみえる大入島を一周します。  

鉄道マニアの方、右下の線路を走る電車は絵になると思います。

 

過去に紹介した、豊後かんどうさくら公園です。  地図のリンクがあります。