新型コロナは、感染症法でインフルエンザ同じ「5類」に5月8日に移行されます。  
コロナ対策の緩和が進み、テレビではまるで、行楽地でのはしゃぐ人々を放送しています。 この先、どれほどコロナによる死亡者が増えるのかと恐ろしくなります。

厚生労働省のサイトから、2023年4月30日までのコロナ感染死亡者のデータをダウンロードし、グラフを作りました。

 

この冬の第8波が、最大の死亡者数でした。 

「5類」に移行しても、まだコロナは消えたわけではないため、第9波、10波がくるはずです。

 

月別に死亡者数を整理しました。 今年の1月の死亡者は1万人を超えています。



コロナの死亡率は、インフルエンザと同等ということで、「5類」にしたようですが、ここ10年でインフルエンザによる死亡者数が最も多い2019年でも、死亡者数は、3,575人でしかありません。

(厚生労働省 人口動態調査 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html


 

コロナの場合、2022年の死亡者数は、38,881人でした。 インフルエンザの10倍以上の死亡者数です。 2023年の4月末までの死亡者数はすでに、17,276人。 

コロナ対策の緩和により、2022年より、増えるでしょう。

「患者の死亡率は、従来株が2・9%だったのに対し、デルタ株では0・4%まで低下した。年代別にみると20~49歳は従来株0・07%、デルタ株0・04%と低い水準だった。一方、80歳以上は従来株16・0%、デルタ株9・7%と高い値を示した。悪性腫瘍や腎疾患、うっ血性心不全など基礎疾患のある患者は疾患のない患者に比べ、流行期を問わず死亡リスクが高まる傾向があった。」

 

 

 

ウイルスの毒性が弱まり致死率が下がっていても、安心できません。 それ以上に感染力が強まり、結果として死亡者数が大きく増えています。一番上のグラフ参照。

 

経済を回すためには、50代以下の人に働き、遊んでもらう。 彼らは感染しても死亡するリスクは少ない。  蔓延するコロナウイルスに、高齢者や基礎疾患のある人感染し、死ぬのは、許容範囲だというのが国の方針です。
 

マスコミも行楽地に遊びに行こうと煽っています。

 

これまで、コロナ死亡者数は、死亡数日後に公表されていましたが、5類移行に伴い、死者数の公表は最短で2カ月後になります。  死亡者増の事実に気づいたときは、遅い。   

 

70歳の私は、マスクをし、若い人との接触を避け、我が身を守ります。  

治療費も自腹ですから。

 



 

5月2日 追記:

「NHKのサイトのコロナの年代別死亡率のデータは 2020年4月19日までのデータみたいなので 武漢型の時のものです   

今は 致死率はもっと少ないように思いますが」

 

とのコメントが有りました。もっともでしたので、浜松医科大のデータに変えました。 2023年4月12日の「あなたの静岡新聞」の記事です。オミクロン株については、浜松医科大で、まだ分析中とのことです。