家路 ~ON THE ROAD~(秋の北海道ツーリング記 その4最終日 2018年9月20日) | Life is good!

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たわいも無い日常・趣味と旅・柴犬カムイ・先代犬虎太郎のこと

三日目(9月19日)の夜、寝ているとザパーン、ザパーンといきなり激しい波が湖畔を打ち付ける。
時刻にして午前1時半ころ。
風も無いのに…
( ・o・)ハッ、地震だっ!
思わず目が冴える。
眠っていたので揺れに気がつかなかっただで、地震のエネルギーが面積約80㎢もの屈斜路湖をまるでコップの水を揺らすかのように揺るがしているのです。
怖っ。
でも、ジタバタしてもしょうがないっしょ!
しばらくしたら波の音も静かになってきので、再び寝袋に潜り込む私。
寒い寒い、それにしても、毎夜毎夜色々あって、飽きさせないなぁ。
なんて考えながら横になっているウチに再び眠りに落ちるのでした。
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和琴半島湖畔キャンプ場は、旅ライダーの定番


9月20日の朝は、6時半ころ起床。
とても寒い!
気温も5℃しかなく、周囲のライダーも寒がっていました。
朝食を準備しながらラジオを聞いていると、大雪山系の旭岳で初冠雪を記録したとか…
まぁ、平年どおりかな。
朝食にインスタントながらもスープを飲んで身体を温めることから4日目をスタート。

ここ、和琴半島湖畔キャンプ場は、ロケーションも良く、近くに無料の温泉があったりして、初めてキャンプツーリングに出た25年前からもう何度も利用しています。

朝食後、コーヒーを飲みながらつい昔の事や虎太郎の事を思い浮かべる私。
時代が変わり、自分も歳を取って立場が変わったり、考え方が変わったり…
でも、かつて旅した道、景色を見ること、変わらない大自然に身を置くこと、そして色々な事に思いを馳せる時間…
とても有意義で贅沢な時間を過ごしました。
抽象的で感覚的な話で申し訳ありませんが、やはり旅は良いですね。
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テント干し中


今回からコールマンのツーリングドームSTと言うテントを投入。
これ、前室が広いので、とても使い勝手が良いです。
最近流行のフレームにS字フックを引っかけるタイプのドーム型で、設営と撤収も楽だし、居住性・通気性も良いです。
ただ、約5kgと重いのが難点かな?
重さにとらわれないのであれば、お薦めです。

ちなみに初めて使ったテントは、ダンロップの足から寝て入るだけの狭いモデル。
当時、ツーリング向けのテントと言ったらダンロップが定番でしたが、狭いのと前室が小さいのが難点でした。
(あと、青いのも好きになれなかった…)
その後は、モンベルのムーンライト2型を使用していましたが、これも前室が狭めでした。
最近のキャンプツーリングには、小さめのタープを持参する流れになっている様ですが、経験から言わせて頂くと、サッと雨に濡らしたくないモノを置ける前室があるのは、絶対便利なのです。
(前回の冒頭のとおり、急な雷雨でも濡れなかったです)
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現在の美幌峠は、道の駅になっています


走り出して最初に寄ったのは、美幌峠。
前日、雨が降ったり寒すぎたりしてので、今日に回した次第。
昔の美幌峠は、カーブの連続と急勾配でしたが、現在は道路改良工事のお陰でとても走りやすい道になったと思います。
そして、峠の休憩所も今では道の駅「美幌峠」に変わって、展望所も綺麗に整備されています。
ここから見る屈斜路湖は、本当に綺麗ですので、道東(東北海道)をお越しの際は、立ち寄って頂きたいです。
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屈斜路湖は、日本最大のカルデラ湖


その後は、真っ直ぐと西に進路を取り、雄阿寒岳を眺めながら阿寒の町、松山千春のふるさと、足寄町、ナイタイ高原の士幌町を通過。
寄らずにスミマセン。
道民ですので、道内の観光地は何度も来ているモノで…

結局帯広まで一気走り。
帯広で給油を済ませ、お腹も減ったのでお昼ご飯に。
ここは、名物豚丼にしようかなぁと思っていたのですが、豚丼は札幌でも食べられるので、帯広にしか無いお店で…って事で、インディアンのカレーライスをチョイス。
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スーパーマーケットのテナント店舗 外からもアクセス可能


カレーショップ インディアンは、帯広地区だけで展開しているカレーライス専門店。
味は、十勝地方で穫れた野菜を使いマイルドな味わいとなっています。
特にジャガイモが溶け込んでいるので、辛さの奥に甘さを感じることが出来ます。
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カツカレー大盛り!


食べ終えてから、もう一泊するかしないか若干思案。
休暇は、明日まで取っているのですが、天候が少し下り坂だと言うし…
今回の旅は、雨が降っても続けるとは言ってはいたモノの、最終日晴れて終わりたい。
と言うことで、手綱をしっかり握って家路に向かうことにしました。
(雨に濡れて、テント等キャンプ道具の手入れが面倒というのは、副次的理由ですよ…)
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道東自動車道は、殆どが片側一車線


音更ICから道東自動車に乗って、GO WEST!
それにしても、ETCって便利だなぁ。
ヘルメットにもBluetoothでスマホと接続するヘッドセットを付けているので、走行中にラジオ(radiko)や音楽が聴けて電話にも出られるし。
おまけにスマホがナビゲーションシステムにもなるので、道を間違わなくて済みますし。
あ、スマホ(携帯)で人の道を踏み外した者もいるとかいないとか…(-。-) ボソッ
まぁ、それはさておき、便利な世の中になったモノです。
ただし、旅から家路に向かう時こそ、気を引き締めなくてはね。
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降り口のIC案内が逆行で見えない


道東道を一気走りで、日没を過ぎるもなんとか空が明るいウチに自宅に到着。
ああ、もう秋分を回れば、あっと言う間に日が沈む日々になるのかぁ。
緯度の高い北海道は、夏至のころであれば、朝3時過ぎから午後8時近くまで空が明るいのですが、冬は逆に夜がとても長いのです。
秋のツーリングは、日没時間をよく見て計画しないと、真っ暗な中を走行しなくてはならないので、気をつけなくては…
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自宅に到着!


本日の走行距離 378km。
お陰様で久し振りのソロキャンプツーリングも無事に走りきることが出来ました。
若い頃に通った道を再訪することによって、あの頃見据えていた将来の事や考えていたことを思い出すことが出来、とても良かったです。
その頃の思いが今の自分と繋がっていたりそうでは無かったり…は、まぁ想像にお任せします。

まぁ、なんにせよ妻の言うとおり、気分が晴れ晴れしました。
時々、ソロキャンプツーリングに出ようっと。

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今回のツーリング記、観光地巡りは少なく、写真も少なめでしたが、それなりに雰囲気は伝わったでしょうか?
北海道は、先日の地震以来、観光客がグンッと減ってしまいました。
ご存知のとおり北海道は、半ば観光で経済が成り立っているので、大打撃となっています。
どうか支援を兼ねて北海道観光に来て下さい。
政府主導の「ふっこう割り」も始まりますので、ワンコと一緒に是非旅を楽しんで頂きたいです。

※ 今回のツーリングは、長距離を一気走りしています。
もし北海道内をドライブ・ツーリングされるのであれば、1日に一般道300km以内(欲を言えば200km)を目安にすることをお薦めします。