「あぁ、今日は虎太郎より先に起きたのか」
と、目を開けると…
「おわっ！」
枕元でお座りしている虎太郎に覗き込まれていたのだ。
目があった瞬間、虎太郎は
「父ちゃん起きた？」
「散歩行くべ！」
と言わんばかりに
「ガウガウガウッ」
と、お尻振り振り、軽くムキっ歯を当ててくるのだ。
時刻を見ると、午前６時…
まったくもって時間に正確なんだから。
安達太良SAにもウルトラマンがいたよ！
安達太良SAで迎えた９月６日の朝。
少し曇っていたので、残念ながら安達太良山の勇姿を拝む事が出来ませんでしたが、その分暑気が抜けて清々しい朝を迎える事が出来ました。
車中泊をしていた車も私たちを含め、８台くらいでした。
東北道のSAは、散歩に困らないね
この日の朝ご飯は、昨日羽生PAで購入しておいた、いがまんじゅうと五家宝(ごかぼう)。
饅頭に赤飯をまぶした いがまんじゅう
棒状のおこしにきな粉をまぶした五家宝
どちらも埼玉県の伝統的和菓子です。
ちなみに北海道の赤飯は、小豆の代わりに甘納豆を入れる事が多いので、甘い赤飯は、結構好きな味です。
さて、この日は、フェリーの時間もあるので、早め早めの行動をとらなくてはいけないのです。
と言う事で、食事は、サービスエリアに置かれていた無料の情報誌を見ながらテイクアウトで摘みながら進む事に。
先ず菅生PAでダイドーコーヒー入りのソフトクリームなど。
ダイドーブレンド
コーヒーの味が濃くて好きな味。
でも、これはさすがに虎太郎にお裾分けできないなぁ…
ソフトを食べた後は、お昼用にとベーカリーに寄りました。
妻は、牛タンとカレーパンが大好きなんです
さすが、仙台に近い事もあって、牛タン物が揃っています。
特に妻は、牛タンが大好きなので妙にハイテンションになっていました。
ベーカリーで購入した牛タンつくね
忘れちゃイケナイ伊達鶏！
どれも妻と分け合って食べたのですが、本当に美味しかったです。
高速道は、急いでいる人も多いので、気軽にそして美味しい焼きたてパンが食べられるのって良いアイディアですよね。
北海道の高速道のサービスエリアには、ベーカリーが無いので羨ましいです。
虎太郎のくれくれプレッシャーw
次に寄ったのは、長者原SA下り。
ここでは、妻が大好きな 仙台牛タンラー油 の購入を兼ねて虎太郎散歩。
母ちゃんが屋台で何か買ってますね
長者原SAの屋台は、いつも趣向を凝らした物が多いと感じます。
メニューも２年前 に寄った時と大きく様変わりしていました。
メニューを見上げるのってワクワクしませんか？
ここで妻は、情報誌で一押しの大更(おおぶけ)ホルモンカップを購入。
小さなきりたんぽが入っているモツ煮が的確？
これ、一押しとあるだけにとっても美味しかったです。
内臓肉からうま味たっぷりの出汁が出て、甘めの味噌だれによく合います。
なんと言ってもよく煮込まれた野菜とそれらの味を吸ったきりたんぽが後を引きます。
モツ煮好きなら是非試して欲しい逸品でした。
この旅初のソフトクリームをお裾分け
その後、フェリーの出向時刻に間に合うよう東北道を北上。
道も空いていたお陰で、余裕を残して青森フェリーターミナルに到着。
乗船前の散歩
乗船手続きをして、バースで乗船待ちをしていると、
「あぁ、旅も終わるなぁ」
と、いつも感慨深い感情がこみ上げてきます。
こうして虎太郎と船に乗り、道外へ出る事があと何度出来るだろう？
そんな事を考えると、少し寂しくもあります。
帰りもびなすに乗船！
帰りも虎太郎は、車内残留。
今回もC甲板に車両を駐めた事を確かめ、万が一の事があったら妻が車に戻って虎太郎を救出しよう。
車に戻る事を船員に阻止されそうになれば、私が立ちふさがり、漏れたら妻の回し蹴りで…
なんてアホな事を話しながら船は定刻17時05分に出航。
妻は、
「来年も旅に出るなら、愛犬と一緒に過ごせる船室をとろうよ」
なんて言ってますが、ま、来年は来年の風が吹くってことで…
船は、航跡を残しながら津軽海峡を北上
私たちを乗せた津軽海峡フェリー、びなすは、20時30分に函館港に接岸。
夜の北海道に上陸し、その後は道央自動車道を経由して一気に札幌まで。
交通量の少ない北海道の高速道ですので、当然サービスエリアのお店も閉まっており、お見せする物が何も無いのが残念。
(驚く事無かれ、ガソリンスタンドも閉まっているんです)
深夜に自宅に到着。
荷物を下ろしている間に虎太郎は、居間でバタンキュー。
良い顔して寝るんだ これが
ご苦労さん いつも付き合ってくれてありがとう
こうやっていろいろ有った今回の旅も無事に終わったのでした。
稚拙な旅ログですが、お読み頂きありがとうございました。
次回は、旅のあとがきを予定しております。
因みに、旅から帰った翌日の朝食は…
青森名物 イギリストースト！
イギリスなのにフレンチトースト？(右)