単身赴任をしている私が虎太郎と旅に出るためには、函館(赴任先)から一度自宅に帰らなければならない…
自宅へ帰る車を運転しながら、衆議院が解散することや昨日訃報が報じられた、俳優高倉健さんのことをぼんやりと考えていた。
途中の美笛峠は、雪に覆われていた
特に高倉健さんの映画の多くは、北海道を舞台としており、高校生のころオールナイトの映画館で高倉健映画をよく観たことを思い出していた。
自分が今の仕事を選んだのも高倉健さんの映画の影響があったことから、思い入れもひとしおである。
それにしても寒い。
車載温度計は、マイナス5度を示していた。
北海道は全国に先駆けて冬将軍に攻め込まれてしまったようだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
11月19日(水)出発
おぅ、只今 旅に出るぞ!
自宅に帰ると虎太郎に熱烈な歓迎を受けました。
母ちゃんに伝達!
相変わらず激しい
虎太郎は、私が帰ってきたことを妻に体当たりと叫び声で知らせてくれます。
騒がしくも嬉しい瞬間です。
(妻には迷惑な瞬間かも)
でも、今回は家でゆっくりしている暇はなし。
軽く一寝入りしたら旅に出発!
旅立つ私と虎太郎を妻が見送ってくれました
自分で用意した旅の準備品リストを今一度チェックして、忘れ物がない事を確認してから出発。
旅の出発日時は、11月19日20時30分。
予定通りでした。
前を見つめる虎太郎
旅に出る際、車内で掛ける曲は
1/6の夢旅人2002・樋口了一
男達のメロディ・SHOGUN
イージュー★ライダー・奥田民生
Just Like Paradise・David Lee Roth
ほか多数・・・
いつも変わり映えしないのですが、函館までの約280kmの距離を運転するのに気分を高めてくれます。
津軽海峡フェリー函館ターミナルに到着
途中、虎太郎のトイレ休憩などを挟みながらも20日0時50分、函館フェリーターミナルに到着。
既に今回乗船する船は港に付いていました。
通常、予約番号でスマートチェックイン機(自動乗船手続き機)を使用すれば、乗船券等が発行され、係員の誘導の後、乗船となるが、ペットと共に乗船する場合は、ターミナル内のカウンターで手続きとなります。
特に車内残留の場合、ペットが乗船している旨を知らせる札を外から見えやすい場所に掲げなくてはいけません。
今回の船は、新造船ブルーマーメイド
ただ、ペットを車内残留させると、牛や馬などを載せたトラック同様、換気の良い上部車両甲板に誘導してくれます。
しかも同甲板へは、経路の都合上、先に乗船させて貰えることが多いので、船内の場所取りに有利なのです。
それにしても、フェリーの中に入るときの胸の高揚感は、格別な気がします。
正に「旅立つ」と言う言葉が相応しいと思えてならないからです。
車両甲板の様子
船は、定刻3時10分出航。
青森港入港接岸予定は6時50分。
それまで身体を休めなければ…
持ち込みの布団と毛布
今回乗船した「ブルーマーメイド」は、2014年4月に就航したばかりの新造船。
船上ドッグランを供えているのですが、夜間は使用禁止。
それ以前に1等船室を申し込まなければ使用できなかったり、船内は旅の途中の重要な休憩時間なので、利用するにはハードルが高い気がするのは、私だけではないはず。
(現に、利用率が低いらしい…)
ま、ウトウトしていれば、青森に着いているんだから便利なモンだ。
11月20日(木)本州上陸
下船案内を告げる船内放送で目が覚める。
車両甲板に降りると、虎太郎が丸まって寝ていた…
運転席で寝てたの?
青森港で虎太郎の朝散歩を済ませたら、改めて本州での出発。
ちなみにこの日、青森では今季初氷点下(-5℃)の気温を記録したそうです。
荷物整理中
さて、今日は予定があるので、のんびりゆっくり走っていられないなぁ。
とは言え、折角なので初めてのコースを選んでみました。
釈迦内PA外観
青森ICから東北道を南下開始、小坂JCTを経て秋田自動車道へ。
この道は、去年の11月30日に開通したばかりなのでとても綺麗。
ただ、まだ建設中なので、途中で一般国道に下ろされたり、再び高速に乗ったりしながら今度は日本海東北道を経て更に南下しました。
何の動物? カピバラ?
途中、にかほ市の道の駅で小休止。
今回の旅は、虎太郎も楽しめることを考えてルートを決めていました。
展望台が好きな犬
鳥海山も冠雪して綺麗
途中、一般国道の渋滞に巻き込まれながらも日本海東北道~北陸道~関越道を経由して着いたのは…約束の地。
めんこい姿のこの方は…
ゲインが通常の5倍!
そう、今回お会いしたのは、白柴りんの気ままな生活
で有名なりんちゃんとそのご家族。
今回、特別に合うことを許されて、立ち寄らせて頂きました。
それにしてもりんちゃんは、名前の通り「凛」とした立ち姿が格好いい。
この姿に惚れない者はいないのではないだろうか?
また、りんちゃんは、虎太郎と比べものにならないほど戦闘能力が高いことが見受けられました。
その証拠に、噛まれても牙が急所に届かない様、全身に鎧を纏っているのを見て取れたからです。
鎧…? 大福?
冗談はさておき、本当にめんこい。
近所の方々や子供達もりんちゃんに挨拶して行く…
りんちゃんの魅力に皆魅了されている…
あぁ、なんて優しい眼差し
虎太郎が一番と思ってはいるけれど…
りんちゃんは、その姿はもちろん性格もめんこい。
こりゃぁ、りん兄さんはじめ、家族みんなメロメロだぁ!
この目にヤられるんだきっと…
くぅ~っ!
こんなめんこい子に会えたのにまだ旅の途中だなんて…
連れて逃げたい…
また会いましょうね。
(りん兄さんはじめ、ご家族に温かく迎えて頂き、ありがとうございました)
ふぅ~、あぶないあぶない。
りんちゃんのマジックにハマって二度と出られぬ蟻地獄にはまるところだった。
次は、地元グルメを堪能しなくては。
訪れたのは、洋食 松キッチン
。
メニューがおしゃれ
大きな花火大会で有名な、りんちゃん地方だけで食べられていると言う、「洋風カツ丼」。
いくつか提供しているお店があるのですが、ここは洋風カツ丼を考案したお店 小松パーラー(閉店)の流れを汲むというので、食べてみたかったのです。
特製洋風カツ丼 スープサラダセット付
食べ応え充分!
うん、大人向けのお子様ランチと言った感じで、美味しい。
北海道なら根室地方の「エスカロップ」が有名ですが、これは、白米の上にトンカツ、更にふわふわオムレツを載せ、洋風ソースが回し掛けられています。
トンカツは、一口大に切られているので、女性でも食べやすいと思います。
考案されてから40年以上続く料理と言うので、市民に愛されてきたのがよく解ります。
食べた後は、地元のお風呂、ゆらいや華の湯さんでひとっ風呂。
2012年も利用したんです
ゆっくりお風呂に入いると、すこしお腹に余裕が出来たので、もうひとつの名物を食しに。
みずさわの生姜しょうゆラーメン
うん、美味しい。
最近流行の脂ギトギト、無理矢理濃い出汁のラーメンと違って、シンプル故に味に誤魔化しが効かないのがよく解ります。
しかも出汁としょうゆタレの味に生姜が生きていて美味しい!
見た目から濃いかな?と思っていた醤油だれも、意外とあっさりで、洋風カツ丼を食べた後と思えない勢いで食べきることが出来ました。
完食でございます
うん、りんちゃん地方、美味しく頂きました。
また来ますね。
地元のスーパー原信 で翌朝飲む牛乳を購入
楽しく美味しい長岡を後にして、今日の宿泊地へ向かいました。
今回利用したのは、訳あって関越自動車道の谷川岳PA上り。
霧に包まれた幻想的なPA
いまは、そこで寝ていても…
今日は、色々な事がいっぺんに押し寄せた1日でしたね。
明日は、また違う楽しみがありますように。
その2へ続く