あきる野市のHPに真照寺にて囃子があると聞きつけ、引田へ。
かつては薬師堂に籠って一晩中念仏を唱えたそうな。薬師堂へと続く灯りが綺麗です。
脇の広場仮設舞台で下引田囃子連さんによるお囃子が奉納されていました。
子どもさんが多くて羨ましいです。。。
続いて、引田囃子連さんによる神楽。演目は「海幸山幸(山海幸易)」。
里神楽に同名の演目が存在しますが内容は異なります。
舞台上に海幸彦神(主人)が登場。
あしらいに釣り竿の調子が悪いから神主に清めてもらえと命じます。
あしらい他の道化役はピンマイクが付いているので一言一句通訳してくれます。
この辺りの一連の流れは三崎魚遊(三穂魚釣)の影響が強いです。
事代主神(恵比寿)が海幸彦に変化しています。
子ども達とのアドリブのやり取りが観客の笑いを誘います。志村うしろ、うしろ状態。
見事鯛を釣り上げ海幸彦は妻と一杯やるからと退場。
のこされた二人はもうひと釣り。
すると、河童を釣り上げてしまう。ここで一つやりとり。
娯楽性が非常に強いのが西多摩の神楽の特徴。だからこそ現代まで引き継がれているのかもしれません。
歌謡ショーと抽選会を挟んで、下引田囃子連さんの演奏。
最後は大切りで締めくくられます。
目黒流ではあげ太鼓と呼びます。大戸流ではシャギリと呼びます。
呼称こそ違えど、どことなく似ていますね。