和室の改修工事を行いました。
天井の張替、木部・壁の塗装、襖の張替という工事内容です。
このような和室です。漏水によりシミがでていました。
まずは木の部分をもとの白木の状態に戻します。
最終的に木目を生かした着色仕上げにしますので、シミを取らないとキレイに仕上がりません。
チョコレート系の濃い色を塗るのであればシミが隠れるのでする必要はないのですが、
今回はあまり濃くしたくなかったのでシミ取り作業を行いました。
施工前の状態です。
最初にあく汚れを落とす液を塗ります。
浮きあがってくる汚れをふき取ります。
あく汚れを落とした状態です。この状態でもある程度キレイになったのですが、
シミが残っているのでシミ抜きを行います。
ほかの箇所のシミ抜き状態です。
窓枠の部分はかなり黒ずんでいて完全には落ち切りませんでしたが、着色するので
これで良しとしました。
今回は水性ステインを2回塗ります。少し光沢のでるものを使いました。
2回目が塗り終わった後です。少し色が濃くなっているのが分かるかと思います。
木の塗装が終わってから、天井剥がしと壁の塗装に移ります。
壁の白い部分はシミが浮きあがってくるのを防ぐシミ止め塗料を塗っています。
壁の塗装の順序はシミ止め塗料、カチオンシーラー、
アクリル樹脂塗料(つや消し)の順番で進んでいきます。
最後に襖を張替えて工事完了しました。
施工前と施工後の写真を比べてみます。
天井材は柾目から板目模様に変わりました。
落ち着きのあるいい色に仕上がったので
お客さまも大変喜ばれていました。