昨日は、歌謡対談の3回目でした。
今回も元ビクターレコード文芸部長・小澤栄三さんと、ライターの濱口英樹さんとのトリプル歌謡対談です。
場所は、赤坂です。
今回も小澤さんや、濱口さんに貴重な歌謡界を伺うべく、 満を持して出席しましたが・・・。
面白いお店で、こんなことをやっているうちにお時間になっちゃいました・・・(笑)
【たけ平今日の一曲】
~藤山一郎「影を慕いて」~
今年は作曲家・古賀政男さん生誕120周年です。
昭和6年に藤山さんが歌唱した「酒は涙か溜息か」や「丘を越えて」などの大ヒットで、古賀メロディーが国民の間にも認識されます。
そして、その古賀メロディーが、昭和7年、藤山さんの歌声で爆発的流行をみせました。
それが、今日の一曲です。
前年に、流行歌の先駆者、佐藤千夜子さんで吹き込みましたが、あまり広く歌われませんでした。
この歌は、古賀さんが悲恋を経験したときに、ふと生まれた、いわば、落語で言えば、私落語です。
後に美空ひばりさんや、森進一さんがカバーして、後世にも深く浸透しました。
ちなみに、平成元年に放送したNHK「昭和の歌ベスト200」では、第2位に輝いた名曲です。
元ビクターの小澤さんが、カバーした森進一さんの今日の一曲を大絶賛しておりました。
LPが出たのが昭和43年だったと思います。
当時、空前の懐メロブームで、戦前の歌が、かなりピックアップされていた時代です。
このLPの存在は知っていましたが、小澤さんと深く関わりがあり、色々ないきさつの話は、全く知らなかったので、今回も貴重なお話を聞くことが出来ました。
次回の対談も楽しみです。