昨日は、「新そばと落語を楽しむ会」でした。
 
会場は、北茅ヶ崎の「桃前」さん。
 
今回も2席申し上げました。
 
桃前の大将と。

 
うちたての新そばをいただくのは、この季節、最高の贅沢です。
 

ごちそうさまでした。
 
そして、お客様、満員御礼、
ご来場ありがとうございました!!
 
【たけ平今日の一曲】
〜フランク永井「おまえに」〜
 
「信州信濃の新そばよりも私しゃあなたのそばがいい」
 
超有名なお馴染みの都々逸です。
 
異性と蕎麦を比べるくらいメジャーな食べ物、お蕎麦。
 
そしてこの都々逸から、新そばがとても重宝であったことも分かります。
 
そばは、そばでも今日の一曲は、「♪そばにいてくれるだけでいい〜」
 
フランク永井さんが大切にしていた代表曲の1つです。
 
昭和47年の作品。
 
このときは、注目されず、あまりヒットしませんでした。
 
そして、昭和52年、注目を集めロングヒットとなりました。
 
この歌に対するフランクさんの恩師・吉田正さんの強い想いを汲み取ったフランクさんが、ほうぼうで歌いまくりました。
 
紅白歌合戦では3回も歌っています。
 
他にもステージというステージでは必ず歌ったそうです。
 
その甲斐あって、この歌は全国区となり流行したらしいです。
 
現在でも先輩方のカラオケで、お馴染みのナンバーとして大いに歌われています。
池袋演芸場出演の帰りに、四谷に来ました。
 
そして、四谷・舟町の「音威子府TOKYO」さんに久しぶりに行きました。
 
音威子府蕎麦といえば、黒い蕎麦!!
 

本当に美味しいです。
ごちそうさまでした。
 
【たけ平今日の一曲】
〜川田正子「みかんの花咲く丘」〜
 
その土地、その土地を代表する食べ物は必ずあります。
 
先日、寄席の楽屋で「秋田はリンゴが美味しい」と言われました。
 
リンゴというと、青森のイメージですが、秋田も負けず劣らず美味しいそうです。
 
みかんといえば、静岡。
 
そんなイメージから出来上がったのが、今日の一曲です。
 
昭和22年の作品。
 
ラジオで静岡と東京の二元中継の番組企画から誕生した歌です。
 
歌唱は当時12歳の川田正子さん。
 
大ヒットし、戦後に出来た童謡で最も有名な歌となりました。
 
当時、「リンゴの唄」が大ヒット中だったので、みかんの「実」を扱うと、類似に取られるのも嫌なので、みかんの「花」にしたそうです。
 
この歌、林家木久扇師匠が高座で川田正子さんの真似をして歌うのですが、これが妙に可笑しくて、機会があったら是非、ご覧ください。
さて、本日はイベント新着情報をお送りします!
 
12月28日の落語会のお知らせです。
 
柳亭市寿さんとの久しぶりの二人会!
 
会場は、北千住の東京労音東部センターです。
 
今回は、冬の噺をたっぷり口演します。
 
完全予約制となっています。
 
以下、参照の上、ご予約お待ちしています。
 
年の暮れ、季節を感じる落語でお楽しみください。
 

よろしくお願いします!
 
【たけ平今日の一曲】
〜ピンキーとキラーズ「恋の季節」〜
 
1年は早いもので、あと、3ヶ月で今年も暮れます。
 
いずれは、30度の暑さのまま大晦日を迎える日がやってくるのでしょうか?
 
日本は四季というのが魅力の1つでした。
 
今や、その四季は崩壊しつつあります。
 
落語家は基本的には、季節を大切にしています。
 
いま、寄席に行けば「目黒の秋刀魚」を聴ける確率が高いです。
 
着物も暑い中、単衣を頑張って着ております。
 
いや、ホントに暑いですが(笑)。
 
今日の一曲は、昭和43年の作品です。
 
4人の男性の真ん中で17歳の1人の女の子が歌うグループ。
 
当時、このスタイルに斬新さを覚え、たちまち人気グループにになりました。
 
老若男女に大受けした歌ですが、特に子供さんに人気がありました。
 
「♪夜明けのコーヒー2人で飲もうと〜」のところで、ピンキーさんが、ハットを触ってうつむくポーズをします。
 
このポーズが人気となり、みんな子供が真似をしました。
 
困ったのは、PTAだったそうです。
 
なんせ、詞が、「夜明けのコーヒー2人で飲もうと」ですから(笑)。
 
意味も分からず、校内では子供達が歌いながら掃除をしていて、歌唱禁止令が出た学校もあったそうです。
 
作詞は、越路吹雪さんのマネージャーもやっておられた岩谷時子さんです。
 
越路さんがリオ映画祭に行ったとき、当時のフランス人俳優の方に、「夜明けのコーヒー飲まないかい?」と言われたそうです。
 
意味が分からないまま、越路さんは夜明けに飲みに行ったそうです!
 
そういう意味ではないと思うのですが・・・(笑)。
 
今でもこのエピソードは、落語のように語り継がれています。
10月上席は、池袋演芸場の夜の部に出演しています。
 
トリは笑点でお馴染み、春風亭一之輔師匠です!
 
写真は、漫才のすず風金魚先生。
 
今月からハロウィン仕様の頭飾り!
 
寄席は、金魚先生の頭で季節をふと感じることも出来ます。

ご来場お待ちしています。
 
【たけ平今日の一曲】
〜森昌子「せんせい」〜
 
寄席の世界では、色物の師匠方を「先生」と呼ぶことがあります。
 
今日の一曲は、昭和47年の作品です。
 
高見山が外国人として初めて幕内最高優勝を果たした年。
 
日本テレビ「スター誕生」から新沼謙治さんや、小泉今日子さん、中森明菜さんなど、次々スターが生まれました。
 
森昌子さんも「スタ誕」出身です。
 
作曲家の遠藤実さんは、森さんを初めて見た時に、素直さに感心したそうです。
 
そこでモチーフとして「高校三年生」(昭38/歌唱・舟木一夫)のコンセプトで作曲します。
 
そしてここに、森さんは、演歌を歌うアイドル、「アイドル演歌」路線が大当たりとなりました。
 
抜群の歌唱力は、「美空ひばりの再来」と言われました。
昨日は、老舗のホール落語会、紀伊國屋寄席に出演しました。
 
会場は、新宿の紀伊國屋ホール。
 
立川小春志師匠、柳家圭花さんと記念撮影!
 
小春志師匠とは、久しぶりの再会となりました。
 

 
トリは柳家花緑師匠、仲入りは柳亭左龍師匠でした。
 

老舗の会に出演出来て光栄でした。
 
沢山のご来場ありがとうございました!!
 
【たけ平今日の一曲】
〜松尾和子・和田弘とマヒナスターズ「お座敷小唄」〜
 
ご出演された圭花さんの出囃子が今日の一曲だったのでビックリしました。
 
昭和39年の作品です。
 
「一億総お座敷化」と言われるくらい爆発的に大ヒットしました。
 
元々は、和田弘さんが広島のスナックでお客さんとホステスさんが歌っていたところにヒントを得て誕生しています。
 
元の歌詞は、なかなかのバレ(色っぽい)歌でした。
 
この歌は、大衆の歌であり、日本人好みの歌です。
 
「お富さん」(昭29/歌唱・春日八郎)よろしくのお手拍子ソングの気軽さが受けます。
 
そして、ドトンパ調にアレンジしたところに、内容の逆行と言わせない当時の現代のメロディーがありました。
 
そして、一般の方が替え歌にしやすい。
 
これが、なかなかのポイントです。
 
昔から「替え歌しやすい歌は流行る」と言われます。
 
つまり、歌いやすいし、皆と盛り上がるし、言う事無しです。
 
このように、様々な当たりそうな要素を充分に持ち合わせたこの歌は、ロングヒットとなりました。