今日は市民大学講座の講師でした。
 
「落語家が語る昭和歌謡史」後期の第2回目の講座でした。
 
今回のテーマは、「数字にまつわる歌」を特集しました。
 
会場は、熱海のいきいきプラザ。
 
今年初の浴衣で、講演しました。
 
落語協会の浴衣を着用です。

沢山の受講有りがとうございました。
 
来月、第3回もよろしくお願いします。
 
【たけ平今日の一曲】
~藤山一郎「三日月娘」~
 
今日の一曲は、昭和22年の作品です。
 
 終戦後、なかなか帰国しない藤山さんには、死亡説が流れていたそうです。
 
それを払拭すべく、「銀座セレナーデ」(昭21)、そして翌年には、今日の一曲が流れました。
 
この歌は、ラジオ歌謡の一曲です。
 
「みんなが歌える作品を」。
 
そんな観念から、ラジオ歌謡は生まれました。
 
今で言う、「みんなのうた」ってやつです。
 
歌詞の中に、「恋はひと目で火花を散らし~」というところがあります。
 
この歌詞を見て、藤山さんは、「ああ、本当に戦争は終わったんだ」と、改めて感じたそうです。
 
この歌のエキゾチックなムードと、独特の異国感は、ずっと、ずっと後に誕生する「異邦人」(昭54/歌唱・久保田早紀)に通じて、そのはしりのような印象を持ちます。
 
【お知らせ】
 
さて、近づいてまいりました。
 
7月1日~10日まで、浅草演芸ホールの夜の部にて、林家たけ平、トリをつとめます。
 
7月4日のみ休演しますので、ご注意ください。
 
沢山のご来場、お待ちしています。