先日、10数年ぶりに初演の会に出演させていただきました。
鈴々舎馬桜師匠が、二つ目時代からやっているネタ下ろしの会です。
私は二つ目の頃、レギュラーでした。
今回は、現レギュラーの代演で伺いました。
さて、初演の会といえば、思い出は、打ち上げで食べた「卵かけご飯」です。
毎月、必ず卵かけご飯を食べていました。
ネタ下ろしした後の卵かけご飯が妙に美味しくて、私の思い出の味。
公演後は、御徒町の居酒屋「村役場」さんで打ち上げというのが、定例でした。
そして、今回、10数年ぶりに打ち上げで「村役場」にも来ました!!
馬桜師匠も覚えておられたようで、私が再会した卵かけご飯を撮っているところ、知らぬ間に撮っておられました(笑)。
現在、林家からは、たま平さんがレギュラーです。
なんか、こんな写真しか無かったです(笑)。
久しぶりに勉強させていただきました。
ありがとうございました!
【たけ平今日の一曲】
~藤島桓夫「初めて来た港」~
初演の会の歴史は古いです。
もう45年を超えている老舗の落語会!
最初は、馬桜師匠がお一人でやっておられました。
そのあと、レギュラーが入り、初代レギュラーは、私の師匠、林家正蔵でした。
当時、こぶ平の名前です。
そして、正蔵を襲名してからは、師匠・正蔵が卒業し、私がレギュラーに入りました。
そして、8年間、毎月、出演させていただきました。
初演の会の頃に口演したネタ、今ではトリや独演会で普通にやらせていただいているものも多く、感謝しています。
例えば、「明烏」や「甲府い」等は、初演の会から生まれたネタです。
最初に口演したネタというのは、思い出がそれぞれあります。
歌も同じように初ヒットのものは、思い出が、歌い手さんの方はあるようです。
今日の一曲は、昭和29年の作品。
藤島桓夫さんの初ヒット!
この後、「かえりの港」(昭30)、「さよなら港」(昭31)、「また来た港」(昭32)と、次々世に送り出します。
マドロス姿で颯爽と歌唱する舞台が人気でした。
藤島さんといえば、後に草創期の東芝レコードを支えた功労者でもあります。