夏の親子会、二人会のお知らせです。
7月7日の七夕の午前10時半開演、
「正蔵・たけ平親子会」が開催されます。
吉原まつりの特別企画です。
師弟対談もあります。
会場は、吉原内、ホテル座みかさです!
ご予約お待ちしていまーす。
7月15日に、こみち師匠との二人会があります。
こちらもお待ちしています!!
各所、チラシ参照の上、ご来場よろしくお願いします。
【たけ平今日の一曲】
~佐藤千夜子「東京行進曲」~
最近、また、佐藤千夜子熱が急上昇中です。
昭和歌謡の流行歌手、第1号、佐藤千夜子さん。
大ヒットの今日の一曲は、昭和4年の作品です。
映画主題歌のはしりでもあります。
日活の同名の主題歌です。
平成元年のNHK「昭和の歌・心に残るベスト200」は、アンケートを大々的に行い、昭和歌謡ベスト200を決めた番組です。
あの時、まだ、第198位に今日の一曲がランクインされていたんですよね。
平成元年といえば、まだまだ、明治生まれの方も沢山いました。
大正生まれもバリバリ元気でした。
御高齢者中心に、普通に、「佐藤千夜子」を知っている方も多かったんです。
令和6年、本当に佐藤千夜子さんの知名度はかなり低下しています。
それが実に悔しいです。
ちょっと売れた人じゃなくて、めちゃくちゃ売れた大スター。
時の流れという簡単な言葉を使いたくないですが、悔しいなぁ~。
佐藤千夜子さんは、絵になります。
朝ドラ「いちばん星」のモデルにもなりました。
華やかな世界にいながら、どこか哀愁があります。
昭和3年の「波浮の港」のヒットから始まり、「当世銀座節」(昭3)、今日の一曲が、昭和4年。
今日の一曲が佐藤さんの中で一番売れました。
そして、「紅屋の娘」(昭4)。
「愛して頂戴」(昭4)、「黒ゆりの花」(昭4)、「唐人お吉の歌」(昭5)、「この太陽」(昭5)等、数多くのヒット曲を残しました。
しかし、やっぱり佐藤さんの明暗を分けたのは、絶頂期で海外へ行ってしまったことです。
帰国したら、東海林太郎、藤山一郎、等々、大スターが歌謡界を磐石化していました。
今更ながら、絶頂期の時に、海外に行ってなかったら・・・。
と、ふと、考えてしまいます。
戦後も数々のエピソードを残した佐藤さんは、ドラマチックであり、波乱の人生でした。
佐藤千夜子さんの人生そのものを追うだけで、1つのドラマが出来上がります。
来年は、昭和100年。
私は佐藤千夜子さんをピックアップしていきたいと思っています。
それは、昭和に生まれた数々の歌謡曲の祖だからです。
歌謡曲を語る上で、佐藤千夜子さんは欠かせません。
というわけで、佐藤さんの曲の中で、とにかく売れに売れた今日の一曲。
当時の25万枚は、空前の大ヒットのなにものでもありません。
作詞・西条八十
作曲・中山晋平
歴史に残るゴールデンコンビによる作品です。