夏の親子会、二人会のお知らせです。
 
7月7日の七夕の午前10時半開演、
「正蔵・たけ平親子会」が開催されます。
 
吉原まつりの特別企画です。
師弟対談もあります。
 
会場は、吉原内、ホテル座みかさです!
 
ご予約お待ちしていまーす。

 
そして、夏といえば、怪談です。
 
怪談の二人会があります。
 
怪談企画は、8月23日!
神保町らくごカフェです。
 
今回は、三朝師匠と、
「真景累ヶ淵」を二人でリレー口演!
 
そして、福岡の方!
 
7月15日に、こみち師匠との二人会があります。
 
こちらもお待ちしています!!

各所、チラシ参照の上、ご来場よろしくお願いします。
 
【たけ平今日の一曲】
~佐藤千夜子「東京行進曲」~
 
最近、また、佐藤千夜子熱が急上昇中です。
 
昭和歌謡の流行歌手、第1号、佐藤千夜子さん。
 
大ヒットの今日の一曲は、昭和4年の作品です。
 
映画主題歌のはしりでもあります。
 
日活の同名の主題歌です。
 
平成元年のNHK「昭和の歌・心に残るベスト200」は、アンケートを大々的に行い、昭和歌謡ベスト200を決めた番組です。
 
あの時、まだ、第198位に今日の一曲がランクインされていたんですよね。
 
平成元年といえば、まだまだ、明治生まれの方も沢山いました。
 
大正生まれもバリバリ元気でした。
 
御高齢者中心に、普通に、「佐藤千夜子」を知っている方も多かったんです。
 
令和6年、本当に佐藤千夜子さんの知名度はかなり低下しています。
 
それが実に悔しいです。
 
ちょっと売れた人じゃなくて、めちゃくちゃ売れた大スター。
 
時の流れという簡単な言葉を使いたくないですが、悔しいなぁ~。
 
佐藤千夜子さんは、絵になります。
 
朝ドラ「いちばん星」のモデルにもなりました。
 
華やかな世界にいながら、どこか哀愁があります。
 
昭和3年の「波浮の港」のヒットから始まり、「当世銀座節」(昭3)、今日の一曲が、昭和4年。
 
今日の一曲が佐藤さんの中で一番売れました。
 
そして、「紅屋の娘」(昭4)。
 
「愛して頂戴」(昭4)、「黒ゆりの花」(昭4)、「唐人お吉の歌」(昭5)、「この太陽」(昭5)等、数多くのヒット曲を残しました。
 
しかし、やっぱり佐藤さんの明暗を分けたのは、絶頂期で海外へ行ってしまったことです。
 
帰国したら、東海林太郎、藤山一郎、等々、大スターが歌謡界を磐石化していました。
 
今更ながら、絶頂期の時に、海外に行ってなかったら・・・。
 
と、ふと、考えてしまいます。
 
戦後も数々のエピソードを残した佐藤さんは、ドラマチックであり、波乱の人生でした。
 
佐藤千夜子さんの人生そのものを追うだけで、1つのドラマが出来上がります。
 
来年は、昭和100年。
 
私は佐藤千夜子さんをピックアップしていきたいと思っています。
 
それは、昭和に生まれた数々の歌謡曲の祖だからです。
 
歌謡曲を語る上で、佐藤千夜子さんは欠かせません。
 
というわけで、佐藤さんの曲の中で、とにかく売れに売れた今日の一曲。
 
当時の25万枚は、空前の大ヒットのなにものでもありません。
 
作詞・西条八十
作曲・中山晋平
 
歴史に残るゴールデンコンビによる作品です。