昨日は、「闘う昭和歌謡」をテーマにしたイベントの講師をやりました。
 
会場は、関内の泰生ポーチです。
 
前半は、私が様々な楽曲を紹介しました。
そして後半は、生歌唱のコーナー。
 
有馬梨奈さん、マークさんのボーカルに、演奏は久保さんでした。
 
記念撮影!

さて、次回は、7月31日の午後6時15分開演です。
 
次回のテーマは、「昭和歌謡旅情編」をお送りします。
 
【たけ平今日の一曲】
~杉狂児・美ち奴「うちの女房にゃ髭がある」~
 
「闘う昭和歌謡」というテーマですと、どうしても戦時歌謡ということになってしまうので、今回は、意味合いを変えての「戦い」をお送りしました。
 
今日の一曲は、日活同名の主題歌です。
 
昭和11年の作品。
 
主演は、コメディアンの杉狂児さんと、女優の星玲子さん。
 
星玲子さんは、戦前に芸能界を引退されました。
 
でも平成半ばまで御存命だったので、1度でいいから懐メロ番組に出て歌唱されている姿を観てみたかったです。
 
作詞は、サトウハチローさんです。
 
が、クレジットには、「星野貞志」となっています。
 
映画に出てくる奥さん役の星さんの「亭主」という意味合いから、「星野貞志」。
 
作曲は、古賀政男さんです。
 
いわゆる古賀メロディーと言われている、哀愁漂う作品よりも、私は今日の一曲のような、明るいものも好き!
 
例えば「東京ラプソディ」(歌唱・藤山一郎/昭11)。
 
古賀メロディーの傑作だと思います。
 
弾む心に高ぶる楽曲、これもまた、古賀先生の天才的一面!
 
今日の一曲も古賀先生が、私の好きなところを随所にくすぐってくるのです。
 
まさに、にくい一曲です。
 
それにしても、杉さんの歌唱映像のコミカルさは、「コメディアン杉狂児」の真髄を味わえます。