先日は、歌謡対談でした。
 
元ビクターレコード文芸部長・小澤栄三さんと、ライターの濱口英樹さんとのトリプル対談です。
 
定期的な3人の対談は、「おたはま会」と呼んでいます。
 
このトリプル対談は、昭和歌謡の様々な当時の証言や、考察の情報交換などをしています。
 
この対談は、私の「昭和歌謡講座」等を含め、かなりの勉強になっています。
 
やはり、当時の現実を知っておられる方のお話は、研究よりも大切だと思っています。
 
今回は、当時のレコード大賞の話などを色々、伺いました。
 
次回の「おたはま会」も楽しみです。

 
【たけ平今日の一曲】
~三沢あけみ・和田弘とマヒナスターズ「島のブルース」~
 
小澤さんが、ビクターだったので、ビクターの貴重なお話を沢山聞くことが出来ます。
 
ビクターのヒットが、今日の一曲。
 
昭和38年の作品です。
 
作詞は、吉川静夫さん。
 
青江三奈さんや、森進一さんなとのヒット曲が多数!
 
そして、作曲は、こちらもヒット曲が多数ある、渡久地政信さんです。
 
ビクターから、キングへ移籍し、古巣のビクターに戻られました。
 
今日の一曲は、渡久地さんが少年期を過ごした奄美大島をイメージしています。
 
小澤さん曰く、「渡久地先生は、本当に指笛が好きで好きでたまらなかった」と、おっしゃっています。
 
現に、今日の一曲も、指笛が入ってます。
 
渡久地先生、自らの指笛!
 
先生は、競輪が大好きだったそうです。
 
あるとき、あまり競輪に興味の無い、小澤さんが、ふと、渡久地先生に「以前、ちょろっと、競輪やったことがあります」と一言、話しただけで、渡久地先生の目の色が変わったそうです。
 
「小澤くん、競輪に行こう!」
 
これから、毎週、お誘いがあって、困ったそうです(笑)。
 
当時、一緒に仕事をされた方の証言は、どんな些細な、お話でも貴重な昭和歌謡史の1ページになります。