昨日は、亀戸カメリアホールにて、独演会でした。
ゲストは、三遊亭歌奴師匠と、
三味線漫談の林家あずみさんでした。
あずみさんと記念撮影!
私は2席申し上げました。
「唐茄子屋政談」口演。
皆様、ご来場ありがとうございました!!
また来年の亀戸公演もよろしくお願いします。
【たけ平今日の一曲】
~ 三浦環「茄子と南瓜」~
いつも「唐茄子屋政談」を口演しているとき、頭に過るのが、「お客様が唐茄子が南瓜であると認識されているか否か」という不安感です(笑)。
この噺の根幹といえば根幹でして・・・。
今日の一曲は、幕末から大正にかけて広く歌われた端唄です。
「茄子と南瓜」、通称、「なすかぼ」。
寄席が好きな方は、高座で噺家がこの歌に合わせて踊ったり、色物の三味線の師匠が弾いたりと、お馴染みの一曲かもしれません。
いたずら好きの南瓜が、茄子に悪さをします。
それを夕顔が二人の間を止める、という内容です。
なんとも平和的で、良い意味で呑気、大好きな曲!
幕末の成立なので、オリジナル歌手は居ません。
以前、世界的オペラ歌手として有名な三浦環さんの歌で聴いたことがあります。
その時のレコードは、「背戸の段畑」というタイトルです。
昭和3年の作品。
幅広く楽曲をこなす天才・三浦環ここにあり、という一曲です。
でも歌い方がオペラなので、思わず笑ってしまいます。
人を笑顔にする昔の歌です。