別府にて、「地獄蒸し」を食べました。
屈指の温泉地の別府は、四六時中、温泉の蒸気が街のそこかしこから噴き出ています。
その摂氏98度の地熱エネルギーを利用して、色々な物を蒸して食べるのが、「地獄蒸し」です。
江戸時代からこの調理法があったそうです。
別府温泉の宿の外に地獄釜なる天然蒸し器が設置されています。
しかも複数台、設置されていました。
自分の蒸したい物を、買ってきて蒸します。
これがなかなか面白くて・・・。
うどんを蒸す私。
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【たけ平今日の一曲】
~こまどり姉妹「温泉かぞえ唄」~
私が子供の頃、通っていた寄席では、「数え唄」を聴く機会もありました。
初席、つまり、正月興行で、漫才の松鶴家千代若・千代菊師匠が掛けておられました。
また、初席の鈴本演芸場では、内海好江・桂子師匠のも聴いたことがあります。
歌のほうで、数え唄といえば、こまどり姉妹さんです。
温泉を数え唄にした作品が今日の一曲。
昭和36年の作品です。
ちなみに、こまどりさんは、前年に、「おけさ数え唄」も出しておられます。
作詞・星野哲郎さん。
作曲は、こまどりさんの師匠、遠藤実さんです。
漫才もそうですが、歌でも二人の掛け合いで数え唄を披露するというのは、とても絵になるみたいです。
私が、こまどりさんの掛け合いで好きなのは、「恋に拍手を」(昭40)。
紅白歌合戦にもこの歌で出場しています。
さて、今日の一曲は、数え唄ではありますが、「謎かけ」の要素も含まれていて、なんか寄席の高座でも披露出来そうな一曲です。
昔は、「実演」という営業がありました。
前半が演芸で、後半が歌謡ショー。
もしくは、演芸がブームの頃は、後半が演芸になっていたそうです。
この実演で、こまどりさんが寄席芸人と共演するとき、よく今日の一曲を披露していました。
こまどりさんと対談の時に、そんなお話を聴きました。
「やっばりお客さんは、落語とか漫才を前半に聴いているでしょ?そうすると、どうしても客席が、演芸の雰囲気になっているんですよ。そんな時、この歌を歌うと、盛り上がるんです」と、おっしゃっていました。
日本人にとって、温泉とは、ご陽気なもの。
そのイメージをそのまま歌にしたような一曲です。