2月中席の上野鈴本演芸場の林家たけ平トリ興行、昨日、無事に千穐楽を迎えることが出来ました。
 
連日、沢山のご来場、誠にありがとうございました。
 
久しぶりの昼の部のトリだったので、色々と新鮮で、楽しく高座をつとめることが出来ました。
 
昨日は千穐楽ということで、
出演者の皆さんや、寺脇研さんと、
終演後、打ち上げ!

 
出演者の皆さん、ありがとうございました。
そして、何よりも、お客様あっての会です。
 
ご来場のお客様に改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
 
【たけ平今日の一曲】
~バートンクレーン「酒がのみたい」~
 
興行を終えた後の宴席は最高でした。
 
ホッとしたというか、くたびれたというか、楽しかったというか、色々な気持ちが交錯しました。
 
酒宴の場が大好きな私です。
 
今日の一曲は、昭和6年の作品。
 
酒飲みのサトウハチローさんが、「酒飲みならこんな歌を作りたい」と、羨ましく語ったと言われる一曲です。
 
クレーンさんはアメリカの新聞記者。
東京の特派員として来日します。
 
酒宴でカタコトの日本語で歌ったことをキッカケにレコードデビュー!
 
そのデビュー曲が今日の一曲です。
 
この歌が出た時代、古賀政男さんと藤山一郎さんブームでもありました。
 
「酒は涙か溜息か」や、「丘を越えて」など、古賀さんが作曲し、藤山さんが歌う、このコンビが音楽界に新風をもたらしていました。
 
そして、クレーンさんがいたわけですが、幅広い音楽界です。
 
外国人タレントのはしりがクレーンさん。
 
しかし、明治時代に、既に外国人タレントは誕生していました。
 
それが、落語家・初代快楽亭ブラック師匠です。
 
明治期、八面六臂の活躍をみせ、ブラックブームが吹き荒れました。
 
クレーンさんとブラック師匠、共通していることは、「言葉の面白さ」が受けて、人気者になったことです。