昨日は、「たけ平の歌謡喫茶室」 講師でした。
 
今回、21回目のテーマは、「冬に聴きたい歌謡曲」でした。
会場は、門前仲町のennさん。
 
満員御礼、ご受講ありがとうございました!

 
次回は、4月11日の午後2時開講です。
 
ご予約、受付中!
下記チラシ参照の上、よろしくお願いします。
 
 
【たけ平今日の一曲】
~都はるみ「北の宿から」~
 
「♪日毎 寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを寒さこらえて待ってます~」
 
 「私の心まで寒いのです。」と、この歌詞だけでも分かる見事なセンテンスです。
 
作詞・阿久悠
作曲・小林亜星
 
昭和50年の作品です。
 
勿論、紅白でも歌唱されています。
 
紅白で歌唱されたから、有名な曲だ、という錯覚に陥ることがたまにあります。
 
実は、今日の一曲は、発売当初、全く売れてなかったのです。
 
この歌は、紅白で歌唱されたことをキッカケにヒットしたパターン!
 
当時、はるみさん、ヒットがお休み中の時でした。
 
しかし、依然、はるみさんは、人気があったので、紅白には出場し続けていました。
 
そして、今年もあまり皆さんが知らない「北の宿から」を歌唱。
 
しかし、これで火が付いてたちまち大ヒット!
 
翌年の昭和51年も紅白で歌唱。
 
しかも、都はるみさんにとって、初めての大トリでの紅白となりました。
 
それもそのはず、昭和51年は爆発的流行を見せ、レコード大賞受賞!
 
様々なヒットがある、はるみさんですが、私は、今日の一曲が、演歌の大スターを決定づけたと思っています。
 
現に、今まで、紅白の紅組のトリは、美空ひばりさんか島倉千代子さんと決まっていた時代。
 
そこに都はるみさんが大トリを今日の一曲でとった。
 
演歌の変遷史の中で、今日の一曲のヒットは、特筆すべきことではないかと思います。