令和6年・2月中席は、林家たけ平、
上野鈴本演芸場にて昼の部のトリをつとめます!
 
2月11日~2月20日まで。
 
尚、2月14日と2月17日は、
たけ平は休演ですので御了承くださいませ。
 
8日間、たっぷり口演しますので、
沢山のご来場、心よりお待ちしています。
 
詳細は来年また追ってお知らせします。
 
どうぞよろしくお願いします。

 
【たけ平今日の一曲】
 ~都はるみ「浮草ぐらし」~
 
先代の柳家小せん師匠が、「最近の落語家は高座で力を入れすぎる。もっと楽にやればいいのに。手を抜くという意味ではなく、ノンビリとやればいいんだよ。特にトリをとると力を入れすぎちゃう。そういう商売じゃないんだよ、所詮、オレらは浮草ぐらしみたいなもんだから。」
 
この言葉をたまに思い出します。
 
とはいえ、ついつい力が入ってしまうのが、私でして・・・(笑)。
 
まだまだその領域には到達出来ないです。
 
私は、妙に小せん師匠の「寄席芸人は浮草ぐらし」という言葉が心に残っています。
 
別に噺家、稼業を転々としているわけではないです。
 
ただ、「浮草」のようにフワフワと、という意味でおっしゃったのだと思います。
 
寄席は毎日のもの。
 
だから、フワフワと、やろうよ、という
、寄席芸人ならではの発想で、私は好きです。
 
今日の一曲は、昭和56年の作品。
 
都はるみさんは、昭和の音楽界で多大なる功績を残した演歌の大スターです。
 
ちょっと切ない女性や、健気な女性、または、一歩ひいた女性をモチーフに、
「北の宿から」(昭50)、「大阪しぐれ」(昭55)、「ふたりの大阪」(昭56)、「浪花恋しぐれ」(昭58)、「夫婦坂」(昭59)等、立て続けに大ヒットを連発!
 
その大ヒットと大ヒットの狭間に、それこそ浮草のように、今日の一曲があります。
 
昭和56年の作品です。
 
この歌も「北の宿から」、「大阪しぐれ」を踏襲した世界観を描いています。
 
謙虚に光るこの一曲、私、好きです。
 
浮草のようには出来ないと思いますが、連日、精進しますので、どうぞ、2月中席、上野鈴本演芸場の昼の部、よろしくお願いします。
 
お待ちしています。