昨日は、 FMカオン特別番組「流行歌大行進」の生放送3時間でした。

今回も沢山のリクエストありがとうございました。

残念ながら放送出来なかった歌はまた来年の放送でお届けする予定です。

今回の生放送は、初のクリスマスイブ!

スタジオにもクリスマスツリー!!

本日、午後3時から再放送があります。

昨日、聴けなかった方は、是非とも今日、お聴きくださいませ。

来年もFMカオン「流行歌大行進」よろしくお願いします。


【たけ平今日の一曲】
~徳山璉「ルンペン節」~

今回の放送で一番古いリクエストをいただいたのが、今日の一曲。

昭和6年の作品です。

今回も「え?これ、リクエスト??」という曲がありました。

例えば、「陣中手柄話」(歌唱・楠木繁夫/昭13)。

いやあ・・・、私は大好きですよ。

最高です!

しかし、誰が知っているのかな・・・と思いながら曲をかけました(笑)。

私は飛び上がって喜びました!

そして、今日の一曲も驚き!!

善し悪しは別として、「ルンペン」という言葉は、当時、広まった言葉です。

作家の下村千秋さんが「ルンペン小説」と言われるくらい流行し、浸透しました。

当時の昭和歌謡は、まさに、「流行歌」なんです。

当時の世相や言葉をすぐに歌詞に入れます。

「オッケー」という言葉が流行れば、「ザッツオーケー」(歌唱・河原喜久恵/昭5)。

そして、浜口内閣が金の解禁を断行したら、すぐに「緊縮小唄」(歌唱・藤本二三吉/昭4)。

大ヒット「東京行進曲」(歌唱・佐藤千夜子/昭4)だって、昭和2年に小田急線が、新宿~小田原間開通した途端に歌詞は、「いっそ小田原で逃げましょか」と、「駆け落ち列車」に早変わりします(笑)。

まさに当時のニュースを入れた「流れ行く歌」。

そんな時代背景があればこそ、今日の一曲も生まれたのではないかと思います。

とにかく、聴いてみてください。

徳山さん、最高ですよ、あの歌唱力と演技力!

まるでミュージカルです。