先日は、 FMカオン
「たけ平の楽語の時間」収録でした。
この番組は、
昭和の名人の師匠方の高座や、
昭和の懐かしの歌謡曲をご紹介する番組です。
毎週水曜の夜7時から放送中!
可聴方法は、
FMカオンホームページを御覧ください。
全国可聴です。
今回は、
年末年始の放送分を中心に収録しました。
さて、そのFMカオンで特別番組が放送されます。
「FMカオン特別番組/第26回・流行歌大行進」です。
12月24日のクリスマスイブ、
お昼12時から3時間生放送!!
今回も私が司会をつとめます。
昭和歌謡の名曲の数々を3時間、
たっぷり聴いていただきます!!
こちらもどうぞお楽しみに~!!
↓
【たけ平今日の一曲】
~若原一郎「ハンドル人生」~
昨日は、タクシーが捕まらない1日でした。
忘年会終わりと金曜がぶつかって、
タクシーはどんどん来ても空車は見当たらず・・・。
4キロの道のりを、
夜が白々明けるのを覚悟し、
歩き出して2キロほど、
空車タクシーがたまたま来たので助かりました。
それでも夜中の2時を過ぎていましたが・・・。
それにしても、
タクシーの運転手さんの仕事も
不規則で大変だな、と、つくづく思いました。
年配の運転手さんでした。
流れてくる音楽を止めようとしたので、
「いや、消さないで!」
と、言ってしまいました。
運転手さんの私物、「若原一郎全集」を
聴いているではありませんか!(笑)
まさか、夜の夜中に、
こんな嬉しいことがあるなんて・・・。
久しぶりに聴きましたが、
やっぱり若ちゃんの声は伸びやか!
昔、談志師匠が、「美声とは何か?説明をするよりも若原一郎の歌声を聴いたほうが早い」とおっしゃっていました。
深夜のタクシーで聴くには
ちょいと高音でしたが(笑)、
そんな贅沢は言ってられません。
令和のタクシー車内で、
若原一郎さんの歌声が流れることが奇跡!
大切に運転手さんと車内を共有しました(笑)。
さて、若ちゃんの歌で私が好きな歌の1つが、今日の一曲。
昭和30年の作品です。
作詞・高野公男
作曲・船村徹
春日八郎さんの「別れの一本杉」(昭30)を世に出した、名コンビによる作品です。
今日の一曲は、歌詞がいちいち好きなのです。
♪ヘッドライトにただすむあの娘~
♪いつか送った踊り子さんに~
あと、タクシー物といえば、昭和32年「僕は流しの運転手」(歌唱・青木光一)もあります。
お客さんに自分の立場を重ね、
嬉しくなったり、ちょっぴり寂しくなったり、
運転手さんの青春を描いています。
歌の中に、殺伐とした風景が無くて、
今の時代だからこそ聴きたい一曲です。