先日、4年ぶりに
「 足立たけ平の会」が開催されました。
会場は、北千住の労音東部センターです。
今回は、
ゲストに柳家小団治師匠をお迎えしました。
先輩と楽屋でお話するのは、
とても勉強になります。
【たけ平今日の一曲】
~三波春夫「雪の渡り鳥」~
季節を問う噺の難しいところは、
口演期間が限定されてしまうこと。
今冬中に、「鰍沢」を口演出来て良かったです。
今年はとにかく暖冬なので、
こういう雪深い噺に説得力を欠き、やりにくいと、
先日、寄席の楽屋で話になっていました。
小説家・長谷川伸さんといえば、
「股旅物」のパイオニアです。
今日の一曲は、
この小説になぞらえて作られた歌です。
この作品自体は、昭和8年に完成します。
歌は、昭和32年の作品です。
映画化も何回かされていますが、やはり、
長谷川一夫さん主演のものが有名かと思います。
主人公・鯉名の銀平が雪の中、
義理と人情で乱闘します。
東海林太郎さんの歌詞じゃないですが、
男心に男が惚れてという銀幕に心動かした大衆文化がまだ残っていた昭和30年代のヒット曲です。