先日、YouTubeチャンネル
「英雄星チャンネル」にゲスト出演しました。
 

 
色々とお話させていただきました。
よろしくお願いします。

 

【たけ平今日の一曲】
~坂本九「明日があるさ」~
 
私が尊敬してやまない師匠方の一人が、
先代の林家三平師匠です。
 
自分をしっかりお持ちでブレない芸というのは、
なかなか出来ないものだな、
と、毎日の高座の中で強く感じています。
 
 昨日、根岸のおかみさん(先代三平師匠のおかみさん)とも話ましたが、「お父さんは、 1席終わると、次の高座を見ていた」とおっしゃっていました。
 
日々の高座ですから、
当然、一喜一憂することもあります。
 
しかし、根底に、自分が何を表現したいのか、
自分は何がやりたいのか、
それをしっかり信じて進んでいくことが、
遠廻りでも近道であると思います。
 
まあ、それが分かっていて、
なかなか出来ないこともあるので・・・、
私は、まだ分かっていないのかもしれません(笑)。
 
長い噺家人生、自分との闘いだと思っています。
 
自分がやりたい高座は、果たして何なのか、
今一度、見つめ直しながら、
精進していけたらと、思っています。
 
昨日、おかみさんがおっしゃってましたが、坂本九さんは、よく根岸の三平師匠宅を訪れていたそうです。
 
「本当に優しい人で、子供たちに必ずお菓子やオモチャを持ってきてくれるの。素敵な人。」と、懐かしがっておられました。
 
今日の一曲を聞くと、
人生は「今日」だけじゃないんだ、
と、応援歌にもなる一曲。
 
昭和38年の作品です。
 
いかにも青春歌謡全盛期に出来たと思われる一曲!
 
当時、「セーラー服」には、「お下げ髪」でした。
 
これはもはや、セットといってもいいくらい、
当時の青春歌謡ではお馴染みです。
 
この歌は、時代を感じることができるので好きです。
 
洋傘を「コウモリ」と表現しています。
いつの間にか言わなくなってしまいました。
傘のもつ風体に色が黒いからコウモリ。
 
昔の人の表現は素敵です。
 
このワードが、いかにも昭和30年代だな、と、思います。
 
時代は、東京オリンピック前年です。
日本が未来に向けて益々、成長している時代。
「明日があるさ」は、キャッチーです。
 
そして、この歌詞のような甘い恋を描いた青春歌謡において、「明日があるさ」は、欠かせない精神状態なので、若者に大ヒットしました。