昨日は、歌唄い・川口京子さんの司会をつとめました。
 
童謡・唱歌などを中心に歌唱される
お馴染みの川口京子さんです。
 
川口さんは自らを歌手とは言わず、
「歌唄い」とおっしゃっています。
 
ピアノ演奏は、長谷川芙佐子さんです。
 
この3人での公演は、4年ぶり!
 
今回は、大塚のくすのきの郷にて開催されました。
 
第1部が私の落語。
 
第2部が川口さんと長谷川さんによる、童謡の世界。
 
そして、第3部が、「ああ、懐かしの流行歌」と題しまして、私が司会で懐かしい昭和歌謡の数々を歌っていただきました。
 

久しぶりにお2人にお会い出来て感激でした。
 
また、ご一緒できたらなあ、と、思います。
ありがとうございました!
 
【たけ平今日の一曲】
~田谷力三「ベアトリ姉ちゃん」~
 
 今回の川口さんとの会は、
大正~昭和戦後すぐまでの歌の特集でした。
 
まずは、今日の一曲からスタート!
大正4年の作品。
 
このあと、後年、
浅草オペラで歌われるようになりました。
 
大正という時代の音楽は、
「浅草オペラ」と「大正演歌」だと思っています。
 
今日の一曲は、
オペラ「ボッカチオ」の劇中歌として、
有名になりました。
 
オペラをごくごく大衆的にした「浅草オペラ」。
 
例えば、このオペラに登場する「ベアトリツェ」も浅草オペラにかかれば「ベアトリ姉ちゃん」に変わるのです(笑)
 
このくらい、ざっくばらんなほうが、確かにオペラを何も知らない人達の心も掴みやすいと思います。
 
大正期、一大ブームを巻き起こした浅草オペラ。
 
スターは、藤原義江さんと田谷力三さんです。
 
田谷力三さんの楽しそうに歌う姿が最高に好きな一曲です。
 
この歌の内容は、「旦那の留守中にベアトリ姉ちゃんが浮気しちゃうのですが、旦那が予定より早く帰ってきちゃった!まあ、大変、どうしよう!」という歌です(笑)。
 
浅草オペラで「ボッカチオ」が成功したのは、このように、内容の分かり易さと面白さだそうです。
 
オペラ人口を確実に増やした浅草オペラは凄いと思います。
 

【お知らせ】

浅草オペラで沸きに湧いた浅草は、
今も文化芸能の殿堂の地です。
 
そんな浅草の寄席で、現在、トリをとっています。
浅草演芸ホールの夜の部のトリです。
 
絶賛、興行中!!
 
9月30日までの公演です。
ご来場心よりお待ちしています。