先日、用賀の真福寺さんで、
落語会に呼んでいただきました。
その時の楽屋弁当に、思わず舌鼓!
私の大好きな今半のすき焼き弁当でした。
しかも「金銀」シリーズ!
今回は、銀のすき焼き弁当。
なんとも贅沢な楽屋時間を過ごすことが出来ました。
味はもちろん、器も大好きな2段弁当です。
黒毛和牛を大いに楽しめました。
ごちそうさまでした。
【たけ平今日の一曲】
~川田義雄「浪曲セントルイスブルース」~
「今半」の創業は、明治28年だそうです。
そこから浅草今半、人形町今半となっていきます。
以前、人形町今半の跡地が元々、
寄席だったと聞いて驚きました。
人形町といえば、「末廣」(昭45閉場)が有名です。
人形町は土地柄、色々寄席があったようです。
その中に、「喜扇亭」というのがありました。
ここが人形町今半になったそうです。
名前だけ聞いたことがあるのは、私の祖父が、浪曲を聴きによく通っていたと話していたからです。
仕事と仕事の合間で、虎造先生を聴きたくて、
ふらりと入っては、少し聴いて、
また仕事をしていたと言っていました。
なるほど、この寄席は、浪曲を中心として、
戦後は漫才なども取り入れた、
色物中心の寄席だったようです。
戦前、空前の浪曲ブームが到来!
この流行にあやかって、
昭和歌謡も「浪曲もの」が沢山、出ました。
今日の一曲は、昭和14年の作品。
歌ったのは、あきれたぼういずでお馴染みの川田さん。
川田さんは、戦後、
「義雄」から「晴久」に改名します。
「川田晴久」というと、
おわかりいただく方も多いかと思います。
美空ひばりさんともよく共演されていました。
今日の一曲は、是非とも聴いていただきたいです。
川田節の至芸、ここにあり、という傑作!
虎造節を真似た浪曲は天下一品です。
なんでも虎造先生も認めていたとか?
そして、藤原義江さんの物まねもしているのですが、これがまた本人かと思うくらいソックリです。
川田さんは、藤原さんに傾倒していました。
「義」という字も入っています。
それから当時の人気俳優、高瀬実乗さんの物まねもされています。
達者な川田さんを大いに楽しめる一曲です!