仕事と仕事の間で
「つなぐ」ことが多々あります。
私は、このつなぎの時間が好きです。
次の現場で、どんな話をしようか、とか、
新しいネタを覚えたり、
色々考えることが出来ますし、
作業も、はかどります。
落語をやる上で、
とても大切な時間になっています。
あと、同じ日に現場が、複数ある場合、
お客層や雰囲気も各所違うので、
頭を切り替える空間として、つなぎは大切です。
好きな昭和歌謡のCDを観に行ったり、
散歩しながらネタをさらったり、
様々なつなぎ方をしています。
喫茶店もよく使います。
が、アイスティーは3杯までが、限界です(笑)
でも、色々なネタを拾うことが出来るので、
必須の場所でもあります。
【たけ平今日の一曲】
~霧島昇・ミスコロムビア「一杯のコーヒーから」~
今日の一曲は、昭和14年の作品。
「父よあなたは強かった」、「太平洋行進曲」など、
戦時歌謡が巷に流れていた時代に、
なんとも明るく夢や希望のある歌でヒットしました。
お正月の門松も廃止、ネオン全廃、学生の挑発なども禁止されました。
そして、「パーマネントはやめましょう」。
時代は、「生めよ殖やせよ国のため」がスローガンとなります。
作詞・藤浦洸
作曲・服部良一
この2人が組めば、こんな時代でも
名曲が生まれないわけがありません。
服部さんが、「一杯のビールから」としていましたが、飲めない藤浦さんが、「コーヒー」に変更したそうです。
突き進む暗黒下を想像していた民衆の願いが、この歌に込められているように感じます。