昨日は、「寄席囃子の実演と怪談噺」のイベントでした。
会場は、大久保にある東京労音本部です。
 
寄席囃子の解説や実演、
そして、お客様からリクエストをいただき、
様々な出囃子を聴いていただきました。
 
三味線演奏は、お囃子の松尾あさ師匠。 
太鼓は、私が叩きました。
 
今回は、色々な寄席囃子の歴史、裏話も含めて、貴重な回となりました!
 
普段の寄席囃子の実演では、
なかなか観られない回になったのが良かったです。
 

 
後半の怪談噺は、
三遊亭圓朝師匠の作品より、
「牡丹灯籠~御札はがし~」を口演。
 
沢山のご来場ありがとうございました!!
プレーヤーの私も楽しい会でした!!
 
【たけ平今日の一曲】
~日本橋きみ栄「ソーラン節」~
 
私の出囃子は、
日本橋きみ栄さんの「蛇の目のかげで」です。
 
流行歌を出囃子にしています。
 
日本橋きみ栄さんという方は、
流行歌手でありながら、
我ら、演芸の世界で、
無縁というわけではありません。
 
後年は、国立演芸場など、
寄席の色物的立場として、
出演されたりもしていました。
 
私も子供の頃、
先代・柳家小さん師匠のヒザとして、
拝聴した記憶があります。
 
ちなみに、ヒザとは、
トリの師匠の前の出演の位置のことです。
 
流行歌以外にも、
民謡等を出囃子にする方も沢山いらっしゃいます。
 
「ちゃっきり節」、「木曽節」、「佐渡おけさ」等々。
 
きみ栄姐さんが歌った、今日の一曲は、
美ち奴さんと競作になり、流行ったそうです。
 
北海道民謡に高橋掬太郎さんが、作詞しています。
 
昭和25年の作品。
 
出囃子は、とても魅力的で、
寄席の世界に無くてはならないものです。
 
寄席にご来場の際、今度は、
出囃子にも耳を傾けていただけたらと思います。