本日、檜原村に仕事で行きました。
その帰りに寄ってもらったのが、黒茶屋です。
 
その黒茶屋の遊歩道には、
歌笑師匠の記念碑が建っていました。
 
歌笑師匠といえば、
「元祖・爆笑王」!
 
「歌笑純情詩集」という
独特の新作落語で一世風靡。
 
たちまち、時の人となりました。
 
生まれは、現在のあきる野市。
生家の敷地内に記念碑が建っていました。

 
碑には、歌笑師匠の代表作の1つ、
「豚の夫婦」のネタが描かれていました。
 
筆はなんと、渥美清さん!!
 
昭和38年に、映画「おかしな奴」で、
歌笑師匠役を演じています。
 
なかなか観る機会がないので、
立ち寄ってよかったです。
 
【たけ平今日の一曲】
~藤山一郎「山のかなたに」~
 
歌笑師匠は、人気絶頂の昭和25年、
33歳で亡くなりました。
 
その亡き爆笑王の穴を埋めたのが、
柳亭痴楽師匠です。
 
歌笑師匠が、「歌笑純情詩集」なら、
痴楽師匠は、「痴楽綴り方教室」。
 
大いに歌笑師匠の影響を受けたそうです。
 
そして、そのあと、
爆笑王の名をほしいままにした、
先代の三平師匠もまた、
歌笑師匠の影響を受けています。
 
歌笑師匠が亡くなった年のヒットが、
今日の一曲。
 
新東宝映画の同名の主題歌です。
 
小説家・石坂洋次郎さんの作品を映画化しました。
 
前年、石坂作品「青い山脈」で大当たり!
 
その「青い山脈」の第2弾のような青春映画です。
 
「青い山脈」同様、
藤山一郎さんが歌唱しています。
 
藤山さんの娘さん、市川たい子さんと
対談したことがあります。
 
その時、「父は、『青い山脈』のヒットに感謝して、『山のかなたに』は、その御礼を込めて、丁寧に大切にしなければいけない楽曲だと言ってました」と聞きました。