先日、初めて寄席に行った時の
プログラムについて書きました。
 
さあ、私が2度目、寄席に行ったのは、
昭和60年11月上席。
 
10月中席に行って面白かったのかどうかは、覚えてません。
 
しかし、面白かったから、
行きたいと家族にせがんだのだと思います。
 
当時、小学校2年生の私。
 
さあ、11月上席は、こちら!
浅草演芸ホールに行ってます。

 
覚えているのは、
現在の落語協会最高顧問の鈴々舎馬風師匠がトリという記憶です。
 
そこで初めて、落語の後の
馬風師匠の歌謡ショーを観たので、
鮮明な記憶として残っています。
 
そして、先代の蝶花楼馬楽師匠が出ている!!
 
やっぱり、観ていたんですね・・・。
 
ただ、残念ながら、全く記憶がありません。
 
しかし、先日、亡くなった、
春日三球先生は、覚えています。
 
春日三球・照代先生の漫才を生で観たのは、嬉しいです。
 
この日、照代先生が、台詞忘れた三球先生に、
「あんた、ちゃんとしゃべりなさいよ!」
って、突っ込んでいました(笑)
 
やっぱり、富士松・たけお先生も
三亀松師匠も出演されていて、
素敵な芝居です!
 
今の正楽師匠が、まだ、一楽です。
 
残念なのは、出演されているのに、
曲技の東富士夫先生の高座、
全く覚えていないことです。
 
プログラムを観ているだけ、
子供の頃、通っていた寄席を思い出し、
ワクワクします!
 
【たけ平今日の一曲】
~ 中野忠晴「バンジョーで唄えば」~
 
私の年齢では、かなり、懐かしいお歴々を
観ているほうではありますが、
こうなると、ワガママなもので、
ああ、あの師匠も観たかった、
この先生も観たかったと、キリがありません。
 
落語家では、圧倒的に、
先代・林家三平師匠を寄席で観たかったです。
 
それから、色物の先生だと、
色々いらっしゃいますが、
漫才の都上英二・喜美江先生は、観たいです。
 
男女コンビで、楽器の華やかさと、
寄席の雰囲気にピッタリ合っているバランスは、
まさに寄席芸だったと、
先代の円歌師匠が、おっしゃっていました。
 
昔の音曲漫才って、
必ずそのコンビのテーマソングみたいのがあって、
それを歌い演奏してからネタに入ります。
 
英二・喜美江先生のテーマソングが、
今日の一曲。
 
昭和13年の作品です。
 
戦後、中野忠晴さんは、作曲家として、
数々のヒット曲を世に出しました。
 
その中野さんが、まだ歌手として
バリバリの頃のヒット曲です。
 
この歌をテーマソングにしようって時点で、
英二・喜美江先生は、かなり昔の芸人さん
ということが分かると思います。
 
ちなみに、中野忠晴さんの音楽界における貢献は大きいです。
 
和製ポップスの草分け的存在であり、
ジャズコーラスなるものを定着させたり、
外国曲を日本語にしてヒットさせたものもかなり多いです。
 
もっとクローズアップしてもらいたい歌い手さんの一人です。