昨日は、落語協会・寄席普及公演の2日目でした。
 
山梨県の山中湖にある中学校で公演しました。
 
寄席を知るキッカケになってくれたら嬉しいです。
 
楽屋にて、太神楽曲芸の鏡味仙志郎師匠、仙成さんと記念撮影!
 

曲芸も勿論、盛り上がりました。
 
本日から新潟公演です!
 
【たけ平今日の一曲】
~松鶴家千とせ「わかんねェだろうナ」~
 
旅公演は、先輩方に
色々なお話を伺えるのも楽しみの1つです。
 
紙切りの林家正楽師匠もご一緒の旅公演。
 
移動の車内で、
今日の一曲の誕生秘話を聞きました。
 
昭和50年の作品。
 
千とせ師匠といえば、
一世風靡した漫談家の先生です。
 
有名なギャグは
「わかるかなァ?わかんねェだろうナ~」。
 
全国的に有名になったので、
レコード吹き込みもしました。
 
元々、このギャグは、今は無き、
本牧亭で生まれたそうです。
 
当時、本牧亭で、
「東京演芸協会青年部」というイベントを
定期的に開催していたそうです。
 
当時の東京演芸協会の若手の会。
 
そのイベントに、今の正楽師匠や、
千とせ師匠も出演していたそうです。
 
お客様は、殆ど、明治生まれのご高齢の方。
 
千とせ師匠が、
当時の現代的漫談をやっていても、
なかなかご高齢のお客様に伝わらなかったそうです。
 
その時、とっさに、思わず、
千とせ師匠が発したのが、
「わかるかなァ?わかんねェだろうナ~」
だったそうです。
 
このフレーズが受けて、千とせ師匠は、
必ず漫談の途中にこのギャグを
入れるようになったそうです。
 
困った高座からとっさに出た言葉が、
ヒットに結びつきました。