先日、名古屋の大須演芸場に出演しました。
大須演芸場は、大須観音の近くにあります。
必ず、演芸場に入る前に、
お参りをしてから、楽屋入りします。
その観音様のところに
「大正琴発祥の地」という碑がありました。
何度も伺っている大須ですが、
今まで気がつきませんでした。
この大須観音の地は、
大正琴発祥の地だったのか・・・。
大須の旅館の倅さん、
森田吾郎氏が作ったそうです。
大正元年の菊の節句(つまり、9月9日)に、
発明されたので、
最初は、「菊琴」というネーミング。
それが、大正琴の由来です。
入口付近に碑がありますが、
目立ちそうで目立たない・・・。
↓
写真をバンバン撮っていたら、
「兄ちゃん、渋いなあ~」と、
チャリンコで通り過ぎていくおじさんに言われました(笑)。
私にとっては、感動のスポットです!
【たけ平今日の一曲】
~村田英雄「人生劇場」~
大正琴は、日本発祥の唯一の
洋楽器とも言われています。
大正時代、新聞広告でも
盛んに宣伝したそうです。
徐々に、認知度を上げていきました。
そして、その認知度に
貢献した方と言えば、
作曲家の古賀政男さんです。
昭和34年に今日の一曲がヒットします。
古賀メロディーです。
この歌は、元々、
昭和13年に楠木繁夫さんでヒットしましたが、
村田英雄さんが戦後、
リバイバルヒットさせました。
この歌を、古賀政男さん自身が、
大正琴で演奏しました。
それをキッカケに、昭和30年代、
再び、大正琴ブームが到来!
私が子供の頃、大正琴のイメージは、
「高齢者の方が演奏するもの」
という勝手なイメージがありました。
それは、盛んにその頃、テレビの通販で、
「古賀政男の復刻版・大正琴」が
宣伝されていたからです。
この商品、通販で記録的大ヒット!
私が子供の頃、
お年寄りがいた、ご家庭には、
この大正琴が必ずといっていいほどありました。
そして、令和のこの時代でも
大正琴は健在であることは、とても嬉しいです。