先日は、「林家たけ平独演会」
ご来場ありがとうございました!
会場は、日本橋社会教育会館。
今回は、久しぶりに
「たちきり」を口演しました。
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内容がなかなか難しいのもさることながら、
やっぱり、この噺の核は、
なんといってもハメモノです。
ハメモノとは、落語の途中で、
舞台袖から台詞に合わせて、
お囃子さんが三味線を弾くことです。
タイミングやキッカケが、
ズレたら1発アウトの緊張の瞬間。
最高のタイミングで入ってくださり、
とてもやりやすかったです。
今回は、柳沢きょう師匠でした。
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【たけ平今日の一曲】
~フランク永井「大阪野郎」~
「たちきり」という噺は、
元来は、上方落語です。
上方落語の最高傑作という方もいます。
いわゆる「大師匠」じゃない人が、
このネタをやると、
三味線をお囃子さんが弾かなかった、
という話も聞いたことがあります。
上方落語における人情噺の大ネタです。
今日の一曲は、
フランク永井さんの大阪物の1つ。
昭和35年の作品。
フランク永井さんといえば、
昭和30年代を代表する大スターの1人。
都会派歌謡と言われる洒落た歌声が多く、
「有楽町で逢いましょう」、
「東京午前三時」、「西銀座駅前」、
「羽田発7時50分」等、
東京を舞台にしたイメージが強い歌手です。
しかし、東京に負けないくらい、
フランクさんは、
大阪を舞台にした歌を沢山ヒットさせています。
まず、大阪三部作と言われているのが、
「こいさんのラブコール」、
「大阪ぐらし」、「大阪ろまん」。
その三部作の合間を縫って発表されたのが、今日の一曲です。
読売テレビ同名の主題歌です。
脚本には、若き日の藤本義一さんが
関わっていることでも有名です。