「林家たけ平独演会」、
ご来場ありがとうございました。
 
会場は、日本橋社会教育会館。
 
今回も3席申し上げました。
毎回、なるべく色合いの違う3席を口演しています。
 
「芝居の喧嘩」口演の高座写真がこちら!

 
前座さんは、柳亭左ん坊さんでした。
ご来場ありがとうございました。
 
次回は、来年2月21日です。
来年もお待ちしています!
 
【たけ平今日の一曲】
~奈良光枝「白いランプの灯る道」~
 
独演会の前に、
コロムビアマンスリーライブの
司会の仕事がありました。
 
そこで、新沼謙治さんの事務所の社長さんと色々お話しました。
 
貴重なお話だったので、
社長さんの若き日のお話を掲載します。
 
「入社当初の私の担当は、往年のスター歌手の方でした。私、当時、25才。そんなに凄い方々だったとは、知らなかったです。後々、その大きさを知って、恐ろしくなりましたよ(笑)」
 
社長さんが、入社した当時は、
空前の懐メロブーム。
 
懐メロ歌謡ショーが各所で大盛況。
そのショーに同行する仕事だったそうです。
 
「全国、50ヶ所廻るんですよ。どこも超満員。あの時の懐メロブームは凄かった」
 
出演者は、以下の方だったそうです。
 
敬称略で、東海林太郎、藤山一郎、
霧島昇、灰田勝彦、渡辺はま子、
織井茂子、奈良光枝、淡谷のり子。
 
今あったら、私、絶対、行きます(笑)
 
47ヶ所までツアーが進んで、
あと、3ヶ所残したところで、
東海林太郎さんが、他界。
 
「弱りましたね。東海林さんの代わりが出来る人がいないんですよ。」 
 
そして、検討の末、
代演・田端義夫さんになったそうです。
 
「ツアーに同行していて、間近に奈良光枝さんを見ていて、歌手でこんなに綺麗な人がいるのか、というくらい、惚れ惚れしたのを覚えています。」
 
美貌の歌手として人気だったのが、
奈良光枝さんでした。
 
今日の一曲は、代表曲の1つです。
昭和26年の作品。
 
「その時のショーだと、奈良さんは『赤い靴のタンゴ』が殆どでしたね。それから藤山さんと『青い山脈』デュエット。今、75才ですが、おかげで、戦前戦後の歌にすっかり詳しくなりました。」
 
奈良光枝さんというワードを
久しぶりに聴けて嬉しくなりました。
 
貴重なお話をたまたま聴けて良かったです。