先日は、イベント「吉原俄」に出演しました。
 
会場は、吉原の最後の引手茶屋・金村さん。
 
「吉原俄」とは、江戸時代、
吉原で行われていた夏の恒例行事です。    
 
当時は、 芸者さん等が、仮装行列をしたり、
今でいうコントを即興でやってみたり、
一大イベントでした。
 
それを現代で再現しようと、
毎年、開催されているそうです。
 
吉原商店会の皆さんが総力を挙げて企画。
 
様々な伝統芸能を楽しんでいただきました。
 
落語以外にも、
芝居、邦楽、幇間芸、舞踊など、
華やかなステージが続きました。
 
そして私がトリ!
かなり重責でした・・・(笑)
 
しかし、お客様のおかげで、盛り上がりました!
 
 
 
吉原商店会会長の不破さん、
幇間の師匠、スタッフの方と記念撮影。
 
沢山のご来場ありがとうございました!
 
【たけ平今日の一曲】
~藤本二三吉「祇園小唄」~
 
芸者さんから歌手になったのが、
藤本二三吉さんでした。
 
7歳のときから常磐津を習い、
芸道に邁進していきます。
 
このあと、鶯芸者歌手ブームがおとずれ、
歌謡界は、華やかになっていきます。
 
芸者歌手の開祖とも言うべき人です。
 
今日の一曲は、二三吉さんの代表曲。
 
昭和5年の作品です。
 
長田幹彦さんの小説「祇園夜話」を
映画化した「絵日傘」の主題歌。
 
この歌は、長田さんが、自ら作詞しています。
 
「一生のうちに、後々まで大衆に歌われる歌を書きたい」
という思いで、作詞されたそうです。
 
二三吉さんの娘さんが、藤本二三代さん。
 
昭和37年に、二三吉さんの今日の一曲をカバーします。
 
この歌は、親子二代に渡り、ヒットしました。
 
ちなみに、柳家一九師匠の出囃子は、この曲。
 
寄席でも脈々と生き続けている名曲です。