私が大変にお世話になりました、
斎藤さんが亡くなって1年。
 
斎藤さんは、東京労音東部センター局長でした。
 
文化芸能の継承に尽力された方です。
エンタメの方々に本当に愛されていました。
 
 斎藤さん、通称・あとむさん、
と、皆、呼んでいました。
 
そのあとむさんを明るく偲ぼう、ということで、
先日、「あとむ祭り」が開催されました。 
 
湿っぽいことが大嫌いだったあとむさんらしい、企画です。 
 
あとむさんが座っていたデスクは、
在りし日のあとむさんで華やかに!

 
私も落語で出演しました。
勿論、滅法、陽気な噺を口演!
あとむさんを偲ぶ方々で一杯でした。
 
落語以外にも、
世界的に活躍されているミュージシャンの方々やエンタメの方々も順に出演!
 
こんなにも様々なジャンルの方が、
あとむさんにお世話になっていたのか、と、驚きました。  
 
あとむさん、絶対、喜んでいると思います。
 
「エンタメが元気ない世の中は終わり!」
 
あとむさんの口癖でした。
 
そのあとむさんの想い、
これからも我々、継承していきます!!
 
あとむさんは、これからも我々、
舞台人の心の中に生き続けます。
 
【たけ平今日の一曲】
~ヴォーチェ・アンジェリカ「忘れな草をあなたに」~
 
1年前、あとむさんの葬儀で、出棺のとき、
皆で歌唱したのが、今日の一曲。
 
「♪別れても別れても 心の奥に いつまでもいつまでも覚えておいてほしいから~」
 
昭和38年の作品。
 
最初に歌唱したのが、
ヴォーチェ・アンジェリカの皆さんでした。
 
グループ名は、ラテン語で「天使の声」を意味します。
 
ダークダックスさんの女性版としてデビューした6人グループ。
 
作曲家の江口浩司さん(江口夜詩さんの御子息)が、ヴォーチェ・アンジェリカの皆さんの為に作りました。
 
精力的に歌い、たちまち全国へ広がりました。
 
1970年代になると、菅原洋一さんや、
倍賞千恵子さんによってカバーされます。
 
たちまちヒットし、
紅白歌合戦でも歌われるようになりました。
 
そして、今でも叙情歌の名曲として、歌い継がれています。