私が懐メロ、昭和の流行歌にハマったのは、
ある番組がキッカケでした。
昭和40年代、
日本全国に懐メロブームが到来します。
それは、1つの番組から
火が付いたのがキッカケです。
東京12チャンネル(現・テレビ東京)
「なつかしの歌声」という番組。
この番組が、平成に入って、]
ことあるごとに、断片的に再放送されていました。
中学生だった私は、初めて観る、
「なつかしの歌声」に驚きを隠せませんでした。
こんな貴重な歌手の映像もあるのか、とか、
こんな歌まで放送していたのか、など、
驚きの連発!
それからというもの、夢中で、
「なつかしの歌声」を追いかけました。
そして、現在に至ります(笑)
以前、「なつかしの歌声」番組制作スタッフの皆さんと対談したことがあります。
三枝プロデューサー、梶野さん、高橋さんです。
近年、三枝さんがお亡くなりになったのが、
とても残念でなりません。
対談当時、貴重なお話を
沢山聴くことが出来ました。
【たけ平今日の一曲】
~服部富子「満州娘」~
「なつかしの歌声」という番組の
放送方針が好きです。
三枝プロデューサーは、
以下のようにお話してくださいました。
「なつかしの歌なら、誰が歌っても構わない。
しかし、歌声となるとそうではない。最初に歌った歌手で放送しないと意味がない。私はここに拘って当時、放送していました」
とおっしゃっていました。
引退されていた、
戦前、戦後すぐの当時の歌手を探しに探して、
スタジオで歌ってもらうという番組。
塩まさるさん、、児玉好雄さん、
小野巡さん、鈴村一郎さん等々・・・
テレビ東京にしか無い映像が沢山あるのは、
こういう放送方針の元で番組作りをされていたからです。
子供の頃、服部富子さんの歌唱映像を
初めてテレ東で観て、ビックリしました。
あるんだ、映像が…、と、驚愕したものです。
そんな服部さんの最大のヒット曲が、
今日の一曲。
昭和13年の作品です。
当時の満州は、まだ、平穏であった、
ということを、この歌が物語っています。
大陸メロディーの1つです。
服部富子さんは、
大作曲家・服部良一さんの妹さん。
宝塚の星組から、歌手になった方です。
テレ東には、「満州娘」の映像が、
何テイクか残っています。
この歌自体、映像が残っているだけで貴重なのに、
何テイクか残っているって・・・(笑)。
テレビ東京、ハイレベル過ぎる!!(笑)