先日、講談の一龍斉貞友先生に、
お稽古をつけていただきました。
 
場所は、落語協会事務所です。

(撮影時のみマスクを外しています)
 
長年、やりたかった「塩原多助~青の別れ」です。
 
毎回、お稽古で思うことですが、
1対1で、じっくり聴かせていただけることは、
本当に有難いことです。
 
そして、噺のポイントを教わったり、
今回も勉強になりました。
 
ありがとうございました。
 
【たけ平今日の一曲】
~松平晃「急げ幌馬車」~
 
黒馬のことを、特に、「あお」と呼びます。
 
これは、昔、青色を黒としていたからです。
 
信号の緑色を青信号というのと
同じ感覚だと思います。
 
ちなみに、黒馬に白毛が混じると、
「芦馬」と呼びます。
 
あおが、出てくる歌が、今日の一曲。
 
「♪黒馬(あお)は いななく 吹雪は荒れる~」
 
昭和9年の作品です。
 
戦前のドル箱スター、
松平晃さんで大ヒットします。
 
この歌は、大陸歌謡のはしりの1つではないかと思います。
 
「国境の町」、「夕日は落ちて」など、
時流の影響で、
大陸を舞台とした歌が流行り出します。
 
そして、昭和10年代に入ると、
大陸歌謡は益々、花開くこととなります。
 
それが、「チャイナメロディー」です。
 
大陸歌謡の礎を作った歌の1つだと思います。