昨日は、オフィスマツバ主催
「林家たけ平独演会」
ご来場ありがとうございました。
 
会場は、日本橋社会教育会館です。
 
トリは、「子別れ」口演。
 

 
次回は、8月29日・午後6時45分開演です。
 
長講怪談噺「真景累ヶ淵~豊志賀の死~」を口演します。
 
ご来場お待ちしています!
 
チラシ参照の上、
オフィスマツバに、ご予約お願いします。
 
【たけ平今日の一曲】
~小林明子「恋におちて」~
 
『子別れ』に、
「玄翁(玄能)」が出てきます。
 
ハンマー、金槌、玄翁、というように、
工具の1つです。
 
やっぱり、この噺の時は、
「玄翁」がいいと思います。
 
ただ、近年、「玄翁」は
分からないという方も増えてきています。
 
しかし、金槌よりも、
玄翁のほうが、噺に味が出ます。
 
私は、ここは、やっぱり、玄翁でやりたいです。
 
玄翁和尚という人が、
殺生石を大きな金槌で退治したことから、
名付けられたようです。
 
今日の一曲は、昭和60年の作品。
 
歌詞に「ダイヤル回して手をとめた」と、あります。
 
今、ダイヤル電話が、
分からなくなってきています。
 
しかし、携帯電話では、
躊躇する恋心が、描けなくなります。
 
ここは、固定のダイヤル電話が、似合います。
 
廃れたものでも、
そのものにしか、表現出来ないことが、
作品には必ず存在します。
 
これからもその部分を大切に
口演していきたいと思います。