先日、落語の稽古をするので、
カラオケボックスに行きました。
   
そして、せっかくなので歌いました(笑)
 
選曲だけみたら、
90歳以上の方かなと思われそうです。

 
更に・・・。
 
カラオケボックスの機械の履歴を戦前、
戦後すぐの歌で埋めることが、
私の小さな満足(笑)
 
そして、次に、この機械を使う人が、
「え?この前に居た人、いくつの人なんだ?」
 
と思うかなあ、とか、
考えるのが好きです(笑)
 
【たけ平今日の一曲】
~松平晃・豆千代「夕日は落ちて」~
 
歌い忘れた曲があったので、
こちらでご紹介します。
 
昭和10年の作品。
 
満州事変をキッカケとして、
日本は、大陸へ、大陸へ、と、
目が向けられました。
 
そこで、昭和歌謡も、
テーマが「大陸」となります。
 
これが、大陸歌謡の誕生です。
 
「国境の町」、「幌馬車の唄」などと
共にヒットしたのが今日の一曲。
 
元々は、作詞家・島田磐也さんが作った歌詞に、
江口夜詩さんがメロディーを付けました。
 
しかし、島田さんは、当時、新人。
 
ネームバリューの関係上、
普通の作詞料の3倍の値段を
払って引っ込めてもらいます。
 
そして、久保田宵二さんに
改めて作詞してもらったのが、現曲。
 
声楽畑の松平さんと、
邦楽三味線畑の豆千代さんの
デュエットというのが面白い歌です。
 
松平さんは、豆千代さんが、
小節を入れて歌うと、
「そういう音符に書いてない音をどうして探すの?教えてよ」
と、笑わせたというエピソードが残っています。
 
今日の一曲は、
大陸歌謡の傑作の1つです。