横浜にぎわい座に出演しました。
 
今回は、冬の噺「火事息子」を口演。 

 
最近は、そこまで頻繁にかかる噺ではないので、
口演出来て良かったです。
 
演者もなかなかやり甲斐のある、
深みのある噺です。
 
ご来場ありがとうございました。
 
次回にぎわい座は、
3月27日、午後2時半開演です。
 
桜にまつわる「百年目」を口演します。
 
お待ちしています!
 
【たけ平今日の一曲】
~塩まさる「九段の母」~
 
勘当した息子との再会。  
 
親子の情愛がクローズアップされる
江戸の人情噺です。
 
今日の一曲は、最愛の息子に会えず、
年老いた母親が杖をつきながら、
靖国神社に我が子の精霊を祈りに来る歌です。
 
昭和14年の作品。
時代は、第二次世界大戦。
 
この歌を軍国歌謡とする場合もありますが、
私は、親子の情愛を見事に描いた
流行歌だと思っています。
 
私は、この曲の前奏を聴くだけで、
ぐっと、こみ上げてくるものがあります。
 
後年、様々な歌い手さんによって
よみがえってきた歌ですが、やっぱり、
塩まさるさんのオリジナルが胸に迫ります。
 
塩まさるさんは、
当時、軍国歌謡歌手と言われました。
 
2000年代に入って、
90歳を過ぎてもテレビ番組などで
塩さんは歌われていました。
 
平成の時代に
当時の歌がオリジナルで聴けた
貴重な歌い手さんでした。